転職前提での就活なんて失礼な事分かってますけど、ちょっと考えてみた。すいません。
キャリアセンターのよくお世話になってるスタッフさんが
「新卒で入った会社で一生頑張るのがベストではあるかな」とおっしゃっていた。
私があまりにも就活の軸が定まっていない中で、「でもいずれ働いているうちに本当にやりたいことが見えたら転職したらいいかなとは思ってます」的なことを言ったからだと思う。
もちろん転職前提で就職するなんて会社に失礼すぎることは分かってるし、そんなことしたくないけど、どこかで自分の心の中に他の選択肢を残しておきたい、決断したくない、なぜなら絶望したくないから。。。という思いがある。
そのスタッフさん自身は一つの会社を務めあげて、定年退職されて今に至るそうだ。何故できるだけ新卒で入った会社で一生頑張るのがベストなのか説明してくれた。
まずは実際の転職のリスクについて。
「転職、転職って結構今の若い子たちは言うけど、実際他の業界にうつるっていうのはあまり聞かないよね。新卒就職と違ってさ、内面ってよりかは前の仕事で何をしてきたのか、それを生かせるかっていうのが注目されるからね。まあ営業職は物が変わるだけだから他業界もいけるかもしれないけど。」
「それに伴って務めてる企業よりも大きい企業に転職するっていうのもなかなか難しい、同じようなところにうつるか、それよりも小さいところに行くのか」
教えてもらってよかったと思う話だった。というか考えれば自分でも分かることだったんだけど、そうだよね、そんないいモンじゃないよ転職って。
というか私のコピー音声能力すごいな、一字一句覚えてるんだけど。
次に退職金をはじめ、待遇の良しあしについて。
「ボクは退職金をピーピーピーもらったんだけど、家内はピーピーだったのよ。あっ同じとこで働いてたんだけど。でね5年違うだけで600万も退職金が違うのよ。それだけ長い間務めるって会社にとって価値が違うんだよね、だから、、、、」
この点についてはあまり私にとって転職を反対する理由にはならなかった。
共感できなかったというか。
これから不景気が続くのか、はたまた景気が良くなるのかどちらにしても
私たちは定年退職をそもそもできるかもわからない。その中で仮に60歳で定年だとしても40年後の金に想いを馳せることなんかできない。
その会社があるかもわからない、そもそも日本がまだ存在しているのか、自分は生きているのかも。
まとめてみたところ転職するメリットはないけど一つの会社に居続けることのメリットもないという事だろう。うーん八方塞がりぃ。
ただ、新卒で入った会社が自分にとっても、自分がこれからどうみられるかという点においても大切であるという事はあらためて再認識できた。
はぁー。きめられないよー。