#5 【視聴記録】 映画「ラストマイル」
※ネタばれを含みます。
「アンナチュラル」「MIU404」が大好きな私が喉から手が出るほど待ち望んだ映画!!!
見ない選択肢がない!!!
というわけで、私が見て考えたことを書きます。
※ネタばれを含みます。
1.映画館で光る作品
家でも映画を見れる時代になって久しいですが、私はこの映画は映画館が似合うと思います。
大音量で、映画にのみ集中できて、役者の演技が熱意を込めてダイレクトに伝わってくる。
特に爆発シーンは客席が震えるほどの振動が伝わってきて、緊張しっぱなしでした。
他の観客の皆さんが集中している様子が伝わってきて、より臨場感が高まります。
映画の爆破シーンと同じく、赤の他人が集う家じゃない場所だからこその一体感でした。
また、ストーリーのテンポが心地よく、次にどのような物語に繋がっているんだと気になって、とにかく目が離せませんでした。
緊迫感のあるシーン、不穏な空気が漂うシーン、感情がむき出しになるシーン。
展開を逃さないように見入ると、それらの差にさらに惹きつけられました。
2.脚本の切り口
事件性のあるストーリーであれば、その犯人の人柄や動機を深堀りし、視聴者が感情移入しやすい方向にもっていくことが多い気がします。
「こういうことするのも仕方ないよね」とつい思ってしまう。
それに対し、探偵や警察が「それでもやってはいけない」と言う。
そんな筋書きを想像していました。
見事に裏切られました。
私が期待していただけかもしれません。
終盤になっても、そこだけを軸にしないんです。
何なら、犯人はほとんど顔がアップにならないし、セリフも多くない。
その分唯一とも言える場面が、声が、表情が、異様に印象に残りました。
だから最後まで「もしかしたら」と思い続けてしまい、エンドロールまで黙って座っていました。
3.現代の物流問題
即日発送、ポイント倍増、価格競争…
ちょうどスーパーセールが行われている今、多くの消費者がポイントを使って様々な商品を購入していると思います。
私自身最近そういったサイトに加入し、ポイントをこつこつ貯めている最中。
自分も輸送業界の問題を加速させている張本人であり、この事件の被害者になり得る存在なのだと思ってしまいました。
その恩恵を享受する人間であるからこそ、他人ごとになりきれません。
一方、高品質を大切にしていたために価格競争に敗れた会社が出ていました。
今回標的になった物流に関する問題と対比になっていると感じました。
価格や利便性は当然大切ですが、私はやっぱり製品に込められた思いやその製品自体も大切にできる人でありたいと思いました。
細部までとなると難しいので、本当に必要なものを必要な時に、と考え身の回りを整えたいです。
4.ストーリー以外で気になったところ
以下は完全に一視聴者の意見です。
九ちゃん(MIU404の九重警部補)どこ!?
公式サイトで陣馬さんの相棒がドラマの別の登場人物と知ったけど、私はやっぱり九ちゃんとのコンビが見たかったです。
久部くん(アンナチュラル)、UDIじゃなくなったのね…
そりゃ当時大学生だから、何年も経てば卒業もするか。
でもUDIとの関係は続いていて、しかも医者になっていて安心した。
中堂さん(アンナチュラル)、丸くなった!
ドラマでは同僚とも距離を取っていたのに、一緒にニュースを見たり、犯人に思いを寄せたたりしていた。
何より、坂本さん(アンナチュラル)との「くそ」を言わない・言わせないやり取りがおもしろかった!
今までなら逃げていたのに。
あと、最近「孤独のグルメ」をよく見ているから、神倉さん(アンナチュラル)の役者さん、演じ分けがすごい、と思いました。
今回私は、SNS投稿やネットの評判などを事前に一切見ずに映画を見ました。
その後もネットの口コミは一切見ていません。
そのため、ここには完全に私が個人的に考えたことを書いています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。