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135.【読書と私】㊲『幸せに人生を終えた人から学んだこと』木村まり:スキの通知から購入した一冊

年始から『エンド・オブ・ライフ』いつでも母と 自宅でママを看取るまで』と、人生の終焉や看取りに関した本を読んでいた私。読書感想を投稿したら、スキしてくれた方の中に自分で本を出版された方がいました。

noteやってる方で、自分の本を出したい方は当然いるし、「出版した」という記事を見かけることはこれまでもありました。今回木村まりさん(mariさん)のnoteの記事を読んでいて、kindleでなく、自費出版でなく、商業出版で行った経緯など、思いや熱量がすごいなと思い、読んでみたく購入してみました。

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本が到着したのは、寿命通りに故障し買い換えた洗濯機が到着した日。同じようなタイミングで届きました。使い始めの洗濯機の動向が気になるので、洗濯機からつかず離れずで読書開始。とてもよみやすい本で、溜まった洗濯物を片づけたく廻した2回分、2時間かからないくらいで読み終わりました。

著者の伝えたいテーマは明確で、帯にも書いてある「誰からも愛される人」について言えば、領域は違いますが、私が働いている場のお子さんたちにも通じるようなところはあります。

一部、それでよかったのかな…と思うエピソードもありましたが、その人にとっての「幸せ」の定義や、大事にしたいことの違いと考えたらいいのでしょうか。自分としての生き方、矜持を大切にするのが幸せか、変化を受け止めつつ穏やかに寿命を迎えられるのがいいか。

高齢者の増加に対して、介護する人の不足感や、そこに対しての制度的な話など実情と、不慮の事態に際して意思表示をしておくことの大切さ、エンディングノートに関したことなど後半には自分にとって考えたい話が出てきて、身近な人と意思確認するにも具体的な記述があったので、すぐ参考にしてとりかかれそうです。

奇しくも、同様のテーマに触れた3冊は、ジャーナリスト、介護の当事者、看護師と違う立場からの本。同じようなことに触れているところもあり、副読本を重ねて学習したような気にもなりました。

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こちらは著者のmariさんのマガジン

noteの記事の中では、知っている人には当たり前のような内容だったり、著者の経歴・若さなどがネックになるようなことなど内省的なことが書かれていましたが、看護師になる前の経歴が、出版にこぎつけるスキルや原動力につながっているように思うし、若さや著者のまっすぐさが、看護の現場での経験に、変に慣れたり、そういうものという捉えでなく、新鮮に感動してエピソードを捉えて書けたように思います。(ちょっと何目線?な記述ですいません)具体的なエピソードに触れられるのは沁みます。

出版社は「自由国民社」ってなんか聞いたことあるような…と思ったら、
『現代用語の基礎知識』のとこですね。

※アソシエイトではありません。


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