累計350社のエンジニア採用をしたポテンシャライトが選ぶーー「人事でも書けるエンジニア向け採用広報」とは?
こんにちは、ポテンシャライトの神邉です!
ベンチャー採用支援に強みを持つ弊社ポテンシャライトは、
これまでに350社様のエンジニア採用に携わらせていただきました。
採用難易度が比較的高いエンジニア採用においてはどの企業様でもテックブログや採用動画など採用マーケティングに力を入れている印象が多いです。
そんな中で・・・
というようなご相談をいただくこともしばしば。
エンジニア向け採用広報といえば、技術発信ができるテックブログと真っ先に思い当たる方もいらっしゃるのではと思うのですが技術「以外」の内容も候補者さまとしては気になるものです。
以前、弊社の山根より、テックブログに関する記事を公開しました👇
本記事ではテックブログを中心に記載をしていましたが、今回はテックブログ含めたエンジニア採用広報で「どの題材であれば人事の方でも執筆できるのか」に特化してお話を進めていければと思います。
※ 本記事では、あくまでもポテンシャライトが日々採用のご支援をさせていただく中で感じた / 実施した内容を軸に執筆しております。”採用活動における一視点” として参考程度にご覧いただけますと幸いです。
では、早速はじめましょう!
1. (前提) 採用広報の分類について
本ブログのメインテーマである「テックブログ」は、採用広報に内包されます。そのため、先に採用広報の分類の説明をしたほうが全体感を把握しやすいかと思いますので、ご説明いたします。
まず、ポテンシャライトでは採用広報を、
に分けて実施するようにしています。ただ厳密に言うと、
という表現のほうが正確かもしれません。
つまり、「エンジニア」か「それ以外の職種」かで採用広報の手法を分けており、本ブログはエンジニア向けの話に寄せたいと思います。
では、エンジニア向けの採用広報について説明いたします。
エンジニア向けの採用広報は2つに分かれます。
前者は、ビジネスサイドの採用広報と大きな違いはありません。例えば、自社に所属しているエンジニアが、「どのようなキャリアで」「どのような入社動機で御社を選んだのか」「どのような職務内容なのか」などです。これはいわゆる「入社エントリー」の類で、皆さまもイメージが湧きやすい類ではないでしょうか?
ただ、なぜエンジニア向けの採用広報が上記の2通りになるのか?その答えはエンジニアが「専門職」だからです。前述した通り、エンジニアでも非エンジニアでも「入社エントリー」は存在します。ただ、専門職であるが故に「テック」に寄せた内容は、かなり専門的な内容になるわけです。
「入社エントリー」は非エンジニアの方がインタビュアーだとしても何とか形にすることができますが、テックブログについては、非エンジニアの方が書くことはほぼ不可能と言えるでしょう。そのため、現任のエンジニアの方に「執筆」をお願いするほかありません。
2つ目のテックブログについてですが、はてなブログやQiitaなどの類のブログです。例えば、「こんな技術がトレンドになっている」「こんな背景でチームをこういった構成にしている」などが該当します。
👆 こちらは採用広報を掲載するプラットフォーム(メディア)を取りまとめたものです。
2. エンジニア向け採用広報の題材を調査してみた
実は2019年にもエンジニア向け採用広報の題材調査を行ったことがあります。それから5年経過した今、調査当時に比べテック系ブログはどの採用企業さまも執筆されており、題材として溢れています。
一方でそれ以外の題材も目にするようになってきており、題材にどんな変化があったのか、以下調査をしてみました。
2-1. 調査方法
今回はエンジニア採用がうまく行っている企業さまや採用マーケティングに積極的に取り組んでいらっしゃる企業さまを中心に数十社ほど調査させていただきました。(企業名/タイトル/URLは伏せさせていいただきます)
最初に感じた所感としてはやはり、テック系のブログでは有名なQiita / はてなブログ / Zennの他に、自社HP / Wantedly / noteなどにも記事を投稿している企業さまが多いなということでした。
この辺りの掲載媒体から、どんな内容を記載しているのかなどを調査していきました。
2-2. 結果
実際に調査した見た結果はこちら。
👇以下調査シートの一部です
ジャンルは以下のように分類しました。
上記のようにジャンルは様々ありましたが、主に以下が共通して多かったです。
ジャンルを見ていると、人事の方でも執筆しやすそうなジャンルと、そうでないジャンルで分類があると推測できます。
そこで、執筆のしやすさを参考にしていただけるよう、記事ごとに「執筆レベル」=人事の方でも執筆可能かどうかを分類してみました。(レベルが5に近づくほど、人事の方でも執筆しやすい)
レベルについては弊社目線になってしまいますが、以下の判断基準を設定しています。
3. 調査を通してわかったこと
3-1. 人事の方でも執筆可能な題材とは
執筆レベル5、4(=人事の方でも執筆可能なエンジニア向け採用広報)は果たしてどのジャンルが多かったのか。
👇以下、調査シートで執筆レベル5、4の部分(一部)
ジャンル順に、以下となりました。
「社員インタビュー」はビジネスサイド向け採用広報でも同様のため、人事の方も執筆しやすいジャンルなのは想像しやすいかと思います。
また、「カルチャー/バリュー関連」はエンジニア組織/チームの「カルチャー/バリュー」についてでしたが、会社全体またはビジネスサイドチームの「カルチャー/バリュー」と執筆内容はそこまで変わりはありませんでした。そのため、人事の方でも執筆可能だと考えています。
3-2. 人事の方だと執筆が難しい題材とは
逆に執筆レベル1〜3(=人事の方だと執筆が難しいエンジニア向け採用広報)のジャンルは、以下でした。
やはり、「技術」はどの記事もエンジニア自身が執筆した方が良さそうなことがわかります。
👇以下、調査シートで執筆レベル1〜3の部分(一部)
上記ジャンルは、どの執筆レベルでも共通して存在していました。要は、上記ジャンルでも「その記事のテーマがどれだけテック系に寄っているか」で執筆レベルが変化していました。
例えば、ジャンル「組織/チーム」であっても、チーム人数が増加した変遷でどんな施策を行ったかという「採用寄り」であれば人事の方でも執筆可能かと思います。一方で開発チームでインフラ改善をどう行ったかという「テック寄り」であると相対的に人事の方の執筆レベルは上がると推測しています。
もう一例を挙げると、ジャンル「イベントレポート」でも、イベントの簡単な概要 / 雰囲気 / 参加者についてのまとめが中心であれば、人事の方でも執筆可能かと思います。一方で、テック系イベントで学んだこと、気付きを中心にレポートする場合は、自ずと「テック寄り」となり、人事の方の執筆レベルは上がりますね。
4. 最後に
皆さま、いかがでしたでしょうか。
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