晴れ ときどき オレンジジュース
はじめに
こんにちは
横浜FCサポーターのKazukiです
「生きてりゃ何が起こるかわからない」とはよく言いますが、今回の遠征中こどもの頃好きだった映画「くもりときどきミートボール」を思い出しました。簡潔に言うと空からパンとかスパゲッティとかが降ってくるお話で、まぁ現実ではありえない話。でも松山という町では! なんと! 蛇口からオレンジジュースが出てくるんです! 割と有名な観光名物ですが…笑
蛇口から水以外が出てくるんだから何が起こったって不思議じゃない。番狂わせや大逆転など、最後までなにが起こるかわからない、だから最後まで信じて応援する。
ということでそんな万事塞翁が馬なJ2第30節愛媛FC戦に行ってきました!
今回も撮った写真と一緒にフリエ観戦記と観光の様子を書きました。
駄文ですがお付き合いください。
20240907 vs愛媛FC
初四国
今回の旅の目的地は愛媛県
横浜から直線距離600㎞以上も離れている率直に遠い場所
基本的に横浜FCの試合はどのアウェーにも行きたいのですが、学生という手前資金力の問題で取捨選択を迫られる。
今回の決めては遡ること6月、ホーム三ッ沢に愛媛を迎えた時のこと、この日スタグルにみきゃんずキッチンというキッチンカーが来ていて、蛇口から出るオレンジジュースが話題になっていて、自分もと並んだのですが順番が来る数人前で残念ながら売りきれ。
この時「そうだ、愛媛に行こう!」とちょっと決意しました。
↓前回のnote
ありがたいことに一番反応いただいてる観戦記です!
ぜひ合わせてお読みください!
うどん県 高松
最初の移動は夜行バス。試合前日の金曜日深夜に横浜駅を出発。
そしてせっかく四国に行くので、愛媛に行く前に香川の友達に会いに行くことにしました。
9時間半かけて。
さっそく首を寝違えました。
10時ころ早めのお昼
香川と言えばやっぱりうどん!
友達のおすすめでうどんバカ一代というお店に行きました。
10時なのにめっちゃ並んでる…
うどん恐ろしい子。
釜玉バター(大盛り)を食す。
太麺と出汁のいい香りがベストマッチすぎてペロリといってしまった。
いざ決戦の地 松山へ
時計は12時を回る。
名残惜しいが友達と別れる。
高松駅から特急いしづちへ乗り、決戦の地松山へ~
特急いしづち…
いしづち…
泊まる宿は松山駅の近くなので一旦チェックインをして荷物を最小減にしてから再出発!
スタジアムへのバスは松山駅と松山市駅から出ていて、調べたら松山市駅からの方が多いっぽいので、いざ松山市駅へ。
市内を走るは路面電車の伊予鉄。
ここでポンコツ発動。
中央左松山駅前駅からぐぐっと下に向かうはずが、
行先違う電車に乗ってしまいそのまま右へ。
地図見てたら気づいてガチ焦り。
すぐ市役所前に降り、ナイスタイミングで逆側を走る電車が到着。
何とか間に合ったが、何とか間に合って良かった(語彙力)
なんとか満身創痍で松山市駅に到着。
したらなんとハマブルーを纏う人を発見!
いよいよ横浜FCを感じてきましタァァァ☝☝
到着~!
バスに揺られること30分
お初にお目にかかりますニンジニアスタジアム!
スタグル
愛媛の地
食べるスタグル
全部美味
やはりまずはこれでしょ
愛媛といえばみかん
キンッキンに冷えてやがるミカンゼリー
そしてガッツリから揚げ
熱くて美味ーーーーーい
メインに何食べようか凄い悩んだのですが、いつも肉系ばっかり食べてしまうのでせっかくならばの鯛めし!
もう、すごく、美味しいの極み
トワイライトに空は染まれど
本日のスタメン
ここ3試合ほどスタメンを動かしていなかった四方田監督はここにきて大きく動く。キャプテンガブに代えて中村拓海と中野さんに代えて村田透馬の起用。普段途中交代で入る村田、そして3試合ぶりくらいの出場になる中村はともに攻撃にセンスがある選手、だと思う。違かったらすまん。
ちなみに選手紹介では名前、背番号以外に、年齢や身長、体重が赤裸々に。思ったより福さんデカいね。
キックオフ
見立て通り、前半は頭から横浜FCが攻める。
惜しいシュートチャンスを演出しながらゴールへ迫る。
そしてこの試合、特徴的だったのは我が推し山根永遠のチャンスクリエイト。
試合後のスタッツ集計ではチームトップの8本。特に後半は自分の目の前が横浜の右サイドだったので駆け上がった山根永遠を沢山激写することができた天国だった。
そして後半終了間際にはゴールに迫る惜しいシーンが、
残念ながらブロックに合うものの、90分走りぬいてのこれはほんと体力お化けすぎます。
愛媛に先制を許すも、四方田監督の起用に応えるように中村拓海→山根永遠でサイドを崩して、カルロス・2試合連続ゴール・利樹の同点弾が決まり、追いついてハーフタイムに入る。
未完の大器 オレンジを制す
後半20分、髙橋利樹と村田さんに交代して櫻川ソロモンと中野さんが投入される。前回対戦では後半ラストワンプレーでソロモンの劇的勝ち越し弾に全米、全三ッ沢が涙したが、やはり同じ対戦相手ということでソロモンのゴールを期待する声が多かったのではないだろうか。
そのまさかの5分後、期待に応えるように櫻が舞う。右サイドから山根永遠がこの日一番絶妙なクロスを上げると、ドンピシャでソロモンの頭に当たり横浜FCが逆転に成功。
櫻川ソロモンは横浜FC所属以前から、”未完の大器”と呼ばれている。調べると「現在は粗削りで足りないところが多いが将来的に素晴らしい存在になると見込まれている人の事」という意味だそうだ。
多くの人から今後の活躍を期待されているということであっているだろうか。
知っているか?横浜の櫻はもう止まらない。
感極まった勝ち越し弾のさらにその10分後、自ら手に入れたCKのチャンス。
福さんの悪魔の左足に、相手選手に囲まれながら”また”頭でゴールを揺らす。今季初の複数得点はストライカーにとって結果そのものだろう。
未完の大器と呼ばれていた男は、愛媛相手に3ゴールを決めシーズンゴールを5点へと伸ばす。もう未完の大器などではない、ミカンの天敵とでも呼ぶべきだろうか。今のソロモンにはアウェー大分戦の時のような陰った不安な顔はなく、そこには雲一つない晴々としたハマブルーのような笑顔が輝いていた。
たとえ夜行バスで首を寝違えようと、たとえ電車の中でひゃっくりが止まらなくなろうと、この笑顔を見ればどぉ~だってよくなるし、この笑顔が見たいから応援しているんだなと改めて思う。
この気持ちをソロモン風に言うならこうだ、
サイコーーーーーーーーーー!!!!
そして後半50分、まだ試合は終わらない。
カウンター開始。ドリブルで持ち込む翔さんのスルーパスに、この日90分走り続けた横浜一の優男ユーリララが最後のひとっ走りで愛媛を突き放す。中継のカメラでは最初ユーリは画面外だったが、あれよあれよと走り込んできた。どんだけ体力あるんだよ、控えめに言って怖ぇよ。
まだ暑い夏が続きそうだし、とりあえずケガだけしないことを祈るばかりだ。あとナイスゴール。
決めて魅せた横浜
試合終了
先制こそされたものの、終わってみれば4点の快勝。これだけのゴールはいわき戦以来だろうか。試合中のシュート数もここ数試合同様26点と大量。唯一の懸念点なのは前半で失点することがここ数試合少なくない。次節は三ッ沢。クリーンシートで終わってぜひみんなで市川のポーズをしたい。
インタビュー終わり、ゴール裏あいさつに来た櫻川ソロモンはメガホンを手にとり「僕がJ1に連れてきます」と高らかに宣言。彼のシーズンハイは7ゴール。自信と練習の成果を手に入れたハマの大男。
間違いなくソロモン(は昇格)の鍵だろう。
言いたいだけです。
彼最高です。
さて、宿へと戻ろう。
人生初カプセルホテルゥゥ~!!ふぅぅ~!
思ってたより全然快適で、隣接しているスパサウナにも行けるからお風呂入り放題。が、夜行バスであんまり寝れなかったところに全力応援してしまったのでこの日は早めに横になることに。
消灯。
レッツら松山
2日目ぇ
カプセルホテルは目覚まし時計が禁止らしい、ピンと来なかったが早朝別の人の目覚ましが鳴り響いてフロアがちょっとザワザワし始めて理解した。というか目覚ましかけたなら起きろ笑
目覚めにひとっ風呂浴びて、お待ちかねのぉぉ、松山観光!
一日の始まりは松山駅から。デカい荷物はコインロッカーへ、最低限の荷物をもって出発!
1日目にも乗った路面電車の伊予鉄は町のいろんなところに行けるように路線が張り巡らされている。
時刻表も10分に1本ペースで走っていて非常に動きやすい。
まずは朝ごはんを食べに松山市駅へ
レストラン街で朝からやっていた喫茶に入る。ちょっとガッツリ食べたかったのでカロリーありそうなカツカレーとコーヒーゼリーのデザート。
松山城
松山市駅から路面電車でゆらゆら揺られ、大街道という駅へ行く。
ここが松山城の最寄り駅で商店街がにぎわっていた。
見渡せば
見渡さなくとも
そこにみかん
みかん!みかん!みかん!
食べ歩きを開始する、さっそく美味しそうなお店があったのでみかんソフトクリームを購入。
とろけるようなザ・みかん。
みかんを冷凍して柔らかくしたような、ほんとにみかんそのものの味だった。
松山城へはロープウェイかリフトで上がることに
せっかくなのでフリ丸とリフトへ
1人乗りですが。
そしていよいよ天守閣!
街から瀬戸内海まで見下ろせる絶景ポイント。
江戸時代にここに住めたらいい気分だったろうなー。
そして!
これが!
今回の旅の一番の目的ぃぃぃぃ!!!
蛇口からミカンジュ――――――ス!!
蛇口をひねれば水が出る時代は終わりました。
坂の上の雲ミュージアム
小説「坂の上の雲」を中心に正岡子規や松山の歴史などが展示されている。
道後温泉
この度、この旅の最後の観光です
はい
松山といえば道後温泉!
長ーい階段を登り、湯神社と伊佐爾波神社へ行き、そしていよいよ道後温泉 本館へ、運よく個室が空いていたので長めの休憩を取ることに。
明治創業で100年以上の歴史があり、霊の湯は超老舗なお風呂って感じでした。
さてここが本日の宿です!(大嘘)
ここは又新殿といい、昔の皇室専用浴室だそうだ。
改修されて金箔と銀箔がふんだんに盛り込まれていて、鳳凰の絵柄が壁に描かれている。玉座もやばい。超玉座。
そしてまったりし終えたところで松山駅で荷物を回収し、松山市駅に戻ってくる。
まだ日は沈まない夕方だが、夜行バスに乗るためはやめに晩御飯を食べることに。松山市駅地下のまつちかステーキ食堂でチキンステーキとハンバーグのセット!
そして時間が余ったので駅ビル屋上の観覧者へ
誘導員の人が「俺愛媛のジュニアだったんですよー」って声をかけてくださったり、なんか最後まで楽しすぎました。
ちなみに軽く高所恐怖症で1人で観覧者載るなんて初めてだったのでちゃんとビビッてましたが、行った場所が沢山見渡せて旅の締めができました。
帰りのバスは松山から横浜の直通便で、席の後ろがお客さんがいなかったのでリクライニングを限界まで倒す。ほぼ横になるくらいな快適シートで名残惜しいが松山を出発。
めっちゃ寝れた。最後に時計を見たのは12時くらいで兵庫あたりだったが、気づいたら足柄SA。まだ日が昇る前、富士山は頭が赤く煌めきだした頃。きっと山頂ではご来光が見えるんだろうなーと思いながら残り時間を楽しむ。
朝6:30横浜駅着
家に帰り洗濯物を洗い家族にお土産を渡せたので無事フリエサポ愛媛遠征終了。
足元注意 Watch J2 Standings
総評と現状
特に忘れ物もなかったし(ユニ忘れた前科あり)、楽しく観光できたので最高の遠征になりました。四国の皆さま、愛媛の皆さま、松山の皆さま本当にありがとうございました。下灘駅とかまだまだいけてない所いっぱいなのでまた来たいです!
他試合の結果はというと、清水と長崎の直接対決は1-1の引き分け。
仙台、岡山、山口、ともに勝者なし!
清水は1試合残しているが、横浜FCの首位が確実なものとなった。
なんというか不可抗力の部分が横浜FCにいいように転がりすぎていてちょっと怖い。まぁ上も下もみんな必死になってるから混戦になるのはこの時期の特徴ではあるしこうゆう時期に勝てるのはデカいね。
だがまだ試合は続く、Watch your step 足元に注意だ。
気を抜かず油断せず高所恐怖症だけど首位は渡さない。
今節の勝利を踏まえて横浜FCの勝ち点は66に伸び、残り8試合なので24動くから清水との直接対決があるので優勝チームの最小勝ち点は67あたりだろうか。となるともういわきFC以上しか優勝の可能性はないというわけだ。
現実的な話、長崎との勝ち点差は12なので4勝1分以上の勝ち点が積めれば昇格だろう。
ただ横浜FCにはある記録が試されている…
何かというとこれだ。
四方田修平監督のJ通算勝利数記録である。
現時点での成績は93勝、残り8試合残すリーグ戦で100勝まで残り7勝。これは1試合余裕があるというわけではない、最終節1試合前はホーム最終戦である。ここで四方さんを胴上げせずいつ胴上げするのか!
狙うは全勝、そして24戦無敗優勝!
二頭だけじゃ足りない、ウサギの群れ全部狩ろう!
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