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140字小説『heavy smoker』

「メイドなんて、やってらんないわ」
休憩室で煙草を吸いながら、吐き捨てるように呟いた。
唯一、1人になれる場所。
あー。
さっさと辞めたい。
2本目の煙草に火をつけた。
同時に、ドアを叩く音。
「ねー紅茶。淹れてくれない?」
「はーい、すぐ行きまーす」
舌打ちして煙草を揉み消す。

あー。

すぐ辞めよ。

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