140字小説『First smoking』
屋上に寝転がって煙草を吸う。
卒業式の後の空って眩しい。
大好きな子に告白してフラれた。
覚悟してたからショックはない。
「…まっず…苦いだけじゃん」
初めての煙草はマルボロにした。
匂いが好きって、あの子が言ったから。
一度でいい。
名前を呼んでほしかった。
ああ。
好きだったなぁ。
一瞬で忘れてやる。
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卒業式の後の空って眩しい。
大好きな子に告白してフラれた。
覚悟してたからショックはない。
「…まっず…苦いだけじゃん」
初めての煙草はマルボロにした。
匂いが好きって、あの子が言ったから。
一度でいい。
名前を呼んでほしかった。
ああ。
好きだったなぁ。
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