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地域医療を考える

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全国各地で地域医療に尽力している開業医の先生方へのインタビューなどから持続可能な医療経営について考えます。
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#地域貢献

都会と地方の2拠点生活から見えたもの|地域医療・キャリア形成の可能性とは

「2022年1月の記事を復刻掲載」 こちらの記事は、2022年1月に公開されたものです。 地方診療所へ取材に行った現場の様子を改めてお届けします。 三重県の最南端、紀宝町にある「くまのなる在宅診療所」。24時間体制で在宅医療を行っている。 この診療所に2021年3月から仲間に加わったのが、大森直美医師(当時33)だ。濱口政也院長(当時39)をはじめ、看護師3人、事務職員2人の仲間とともに、この地域の医療を担っている。 大阪の病院と掛け持ちしている彼女が感じた地域医療の魅

地域医療の道を選んだワケとは|都会と地方の2拠点で

「2022年1月の記事を復刻掲載」 こちらの記事は、2022年1月に公開されたものです。 地方診療所へ取材に行った現場の様子を改めてお届けします。 「その人がその人らしく生きる」これが、くまのなる在宅診療所の理念だ。 自宅で最期を迎えたい、自宅で過ごしたいという患者さんの願いを叶えられる選択肢をつくろうと、在宅医療が浸透していないこの地域に在宅医療をメインに行う診療所が開設された。 この診療所は、三重県の最南端、紀宝町にある。海、川、山に囲まれた自然豊かな場所だ。 一方

「人」問題にアイデアと工夫凝らす|長期的な視点で考える医療経営

「2021年12月の記事を復刻掲載」 こちらの記事は、2021年12月に公開されたものです。 地方診療所へ取材に行った現場の様子を改めてお届けします。 三重県の南部、紀宝町で在宅診療をメインにする診療所を運営している濱口政也院長(当時39)。 今回は、この地域での在宅医療の難しさや、経営の工夫、地域医療の魅力について聞いた。 “非効率”な在宅医療環境でも求められる限りは・・・大阪での研修医時代、在宅医療の経験がある濱口院長。 「患者さんとの時間が今と比べて少なかったことや