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地域医療を考える

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全国各地で地域医療に尽力している開業医の先生方へのインタビューなどから持続可能な医療経営について考えます。
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#医科

企業の取り組みを診療所経営のヒントに!

「2022年1月の記事を復刻掲載」 こちらの記事は、2022年1月に公開されたものです。 2021年12月に行われた異業種交流の現地取材リポートを改めてお届けします。 愛知県春日井市にある坂井耳鼻咽喉科の坂井邦充院長をはじめ、看護師、医療事務の職員(常勤・パート)のみなさんと、愛知県名古屋市に本社を構える河合電器製作所の佐久真一社長、そして東郷町の事業所のみなさんとの交流会の現地取材リポートを3回にわけてお伝えしています。 まずは交流会を行った診療所と企業の『よい組織づく

地方医療と地方財政という表裏関係は医療経営で超えられるか?

「2021年12月の記事を復刻掲載」 こちらの記事は、2021年12月に公開されたものです。 地方診療所へ取材に行った現場の様子を改めてお届けします。 実在する町での地方医療の一場面をお伝えする。 取材した診療所は、約5000人の町で唯一の有床診療所だ。 かつては50床近くある町営病院だったが、医業収支の赤字を抑えるために15年ほど前に19床以下の診療所に縮小した。 この診療所のスタッフの方に、地方医療をよくするために必要なこととは何かを問うと、そこで実際に働かれている

“実録” 町民5000人規模の診療所 専門医の早急な診断が命を助ける

「2021年9月の記事を復刻掲載」 こちらの記事は、2021年9月に公開されたものです。 地方診療所へ取材に行った現場の様子を改めてお届けします。 病床数500の都市部の病院にて、日夜カテーテル治療を行っている医師が、研修で町民5000人規模の地方診療所へ行ったときの話を伺った。 町唯一の診療所で、実際に対応した患者さんを通して地方診療所で実際にあったこと、感じたことを記録する。 診断からカテーテル治療を行うまでに2.5時間以上ある日、胸痛を訴える患者さんが運ばれた。