【予防医学】運動不足はフレイルの原因に?適度な運動は認知症予防にもつながる。
フレイルとは、高齢者やリハビリ患者などの筋力低下によって生じた、手や腕の機能障害のことです。
私たちが自由に動くためには、筋肉が必要です。筋肉が収縮することで、体を動かすことができます。
流行り病により私たちとあなたたちは運動不足になり、歩数の平均も1000歩~2000歩ほど低下しています。そのため、筋や骨などが衰えてしまっている大人が多くいます。
私のクリニックでも、てをついて骨折した。少し運動で突き指やと思ったら骨折。コロナで運動不足で、膝の痛みがでて動けなくなった・・
等さまざまの症状を訴える患者が増えています。
このように、骨や筋肉の衰えは明白です。
実は、骨や、筋肉は日々少しづつ代謝をしています。そのため私たちはその代謝を維持するために運動が運動が必要になってきます。運動不足ではその代謝の破綻を引き起こしてしまいます。
骨のリモデリング
骨のリモデリングについての記事はこちら
骨は絶えず代謝をしています、そのことを骨のリモデリングといいます。運動不足などによって骨にかかわる力が減少することで、この代謝は維持されなくなります。
筋のリモデリング
筋のリモデリングについてはサテライト細胞が必要になってきます。
サテライト細胞は普段は休眠しており、筋肉が損傷した際に、増殖して損傷部分を修復したり新しい、筋繊維を生み出す機能があります。
運動しないと、このサテライト細胞は休眠状態のままになり、やがてはその機能の低下していくと考えられています。その結果、運動しても筋肉量がふえなかったりしてしまします。
そして運動不足と加齢によって日常生活に差し支えるぐらいの筋肉量が減った状態をサルコペニアといいます。
こちらをさらにほっておくと、基本的な動作、たつ、あるく、などの運動機能が低下するロコモや心身の衰えが目立つフレイルなどに陥ります。
運動の効果について
以前にも執筆しました。
また運動不足を感じているかたはこちらも読んでみてください。
適度な運動は認知症予防などのさまざまな効果もありますので効果的です。
運動によって最近では、【オステオカルシン】という物質の分泌がかっぱつになり、骨だけでなく、血液を介して、筋肉や脳などにもとどけられておsの部分の臓器、器官の機能を高める働きするとのことが知られます。
また筋肉からは【マイオカイン】という成分がうながされ、、筋肉量や骨量の増加、炎症抑制、脂肪や糖の分解などのはたらきがわかっています。
まとめ
運動不足によって、筋や骨の代謝が失われると、日常生活動作にも影響するフレイルというものに陥ります。
運動については、強度が強いものをやる必要はありません。
運動は苦手な方も、歩行や、運動強度にあった運動から始めることで、フレイルなどを予防することができます。
また運動することでフレイル以外の、心疾患や生活習慣病など予防にもつながってきます。
現在運動をしてない方も、将来の自分の体のために、少しずつでも運動を始めてはいかがでしょうか?