「他者との対話により新しい視点を得る」推薦入試合格の東大生講師が語るヨミサマ。の魅力とは【ヨミサマ。講師インタビュー #04】
こんにちは!ヨミサマ。編集部です!
今回は、東大生の国語特化の個別指導「ヨミサマ。」講師の中でも実力は抜群、講師の内田先生に、その秘訣を聞くべくインタビューさせてもらいました!
今回ももちろん内田先生に公開許諾をいただいたということで、思いきりご紹介させてください!
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内田先生のプロフィール
——— 内田先生、自己紹介をお願いします!
内田:こんにちは、東京大学教養学部文科Ⅲ類1年の内田翔也です。
哲学に関心があり、ドイツ文学やSFなども大好きです。おしゃれも好きなので、写真のようによく変な着こなしをしています。
——— 小学生の頃はどんな子供でしたか?
内田:小学生時代は、サッカーをするのがとても好きで、近くにある公園で友達と17~18時まで遊んでいました。小4ぐらいから中学受験に向けて勉強をしていたので、まあそれなりには勉強もしていたのかな。今思い返すと、読書はしていて良かったなと思いますね。
——— 何か記憶に残っている本はありますか?
内田:一番記憶に残っている本は、読み聞かせしてもらった本なんですが、姨捨山ですね。あれってかなり衝撃的なストーリーじゃないですか。当時は子どもだったこともあってかなり驚いたことを覚えています。
——— 他にどんな本を読みましたか?
内田:貪るように本を読んでいたというよりは気が向いたら読むくらいだったんですが、小学生の頃は物語がすごく好きでしたね。小4,5ぐらいの頃はケストナーをよく読んでいて、その後は重松清などを読みましたね。
本を読む、物語を読むってどういうことかというと、僕はひとつの世界に対して向き合うことだと思っています。
そもそも自分というのは自分を主体とするひとつの世界があって、それとは別の形として世界を示してくれるものが物語だと考えると、物語は自分ではない別の世界を見せてくれるという意味でとても新鮮で、物語であればなんでも面白かったような記憶がありますね。
——— 中学受験をされたとのことですが、国語に対してはどのように取り組んでいましたか?
内田:一言で言うと、「わからないな」ですね。生徒はみんなフィーリングで解くし、先生も論理的に話しても仕方がないと諦めているので、経験的にやっていくしかない。わかんねえなあってなってしまっても、小6の読解力で頑張って記述するしかないんですよ。まさに五里霧中ですね。
中高時代と東大推薦入試
——— 中高時代はどのように過ごしていましたか?
内田:中1,2の頃は結構遊んでいましたね。ゲームもしましたし。中高一貫なので、大学受験と言われても6年後で現実味がない。真面目な人は勉強してましたけどね。中3の頃から哲学をやりたいって気持ちが芽生えてきて、そこで初めて大学受験を意識しましたね。
——— 哲学に出会ったきっかけは何でしたか?
内田:哲学者の本を読んだというわけではないんですけど、カフカを中3の頃に読んだんですよね。彼は人間の存在をネガティヴに考えていた人で、そんな考えがあるんだ、と知りました。そこから実存主義文学を知り、実存主義を知り…それがきっかけですね。
——— 東大推薦入試はどのようなものでしたか?
内田:1次はレポートなんですよ。高校の探究の授業で書いたようなものと似ていましたね。2次は面接と小論文なんですが、これが大変でしたね。
そもそも面接って枠が30分ぐらいあるんですけど、30分の中でまず10分間プレゼンをします。何を今までやってきたのか、そしてこれから何をしたいのか。残りの20分はその深掘りをされます。面接官が4人いて、まさに18年間の言語運用能力を問われるような面接でしたね。
内田先生の現代文観
——— 現代文で意識するべきことはなんですか?
内田:「要約」に尽きるんじゃないですかね。一番言いたいことはなんですか、ということです。そもそも、書いている人の目線に立って考えると、彼ら彼女らは言いたいことがあるから書いている。それを掴むのが何よりも大切ですね。
——— 現代文を解いていて楽しいと感じるのはどういう点ですか?
内田:いろんな人がいていろんな間違いがあるのが国語の答案だと思いますが、文章もそれと同じで玉石混交で。
言いたいことをすごく綺麗に書いている文章もあれば、書き方がまずかったりして言いたいことがぼやけちゃってる文章もあって、そのような文章から何が言いたいのかを探してあげるのは難しい一方で面白くもあると思います。
結局、問題って「筆者が言いたいこと」に帰着するじゃないですか。そこに辿り着く過程っていうのは、山登りで山頂に辿り着く過程のようなものだと思います。
苦労して文章を読んだ末に、筆者はこういうことが言いたかったんだ、と自分が知らない視点を見つけることができるとすごく楽しさを感じますね。
ヨミサマ。の魅力
—— 内田先生が思うヨミサマ。の魅力はなんですか?
内田:何といっても1つの文章について他人と一緒に考える、というところだと思います。もちろん講師と生徒という立場上の枠組みはあるけど、1つの文章を2人で考える。
講師と生徒の両方が自分が知らない視点に出会えるチャンスを持っていて、それは単なる国語の問題に対する解答だけでなく、これから生きていく上でのかけがえのない経験になる可能性を秘めていると思いますよ。
実際、僕も高校生の時に「哲学って他の人とやった方がいいよ」と言われたことがあり、他の人と喋ることで自分にはない体験や経験を自分のものにできることは確かだと思います。
また、講師が全員東大生というのも魅力の一つですね。講師側の実力が担保されているおかげで、フィーリングに頼らない論理的な解き方を身につけることができると思います。
——— ありがとうございます!今後も内田先生のご活躍を楽しみにしています!
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