誉田ゆま

長年患っていたうつ病を克服。 試験的にnote利用中。

誉田ゆま

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最近の記事

嫌な相手との決別

私は社会復帰してから、ある女性からイジメを受けていました。 相手との関わりは少なかったので、腹が立つよりも非常に困惑しました。 しかも、いわゆる受動攻撃と言うもので、他人にはわからないように、巧妙に嫌がらせをしてくるので、最初は自分の感覚がおかしいのかとも思いました。 しかし、あまりにも理不尽な仕打ちが続くので、我慢できず上司に報告しました。もし理解されなかった場合、仕事を辞める覚悟もありましたが、彼女は当日中に呼び出され、休職することになりました。 休職する直前の彼女は、

    • 感情を幸福のエネルギーに変える

      私たちは、願いを叶えたいと理想を思い描く際に、必ずと言って良いほど思考に邪魔をされます。 例えば、「お金持ちになりたいけど頭が悪いから」とか、「結婚したいけど良い人がいない」、「健康になりたいけど医者に見放された」、「年だから、ブスだから、あの人がこうだから、環境が悪いから…」というように、諦める理由を挙げたらきりがありません。 しかも、この思考は厄介で、正しいふりをしていて尚かつ自分の中の常識となっているため、この考えが間違っているとは見破りにくいのです。 こうした思考

      • 過去と決別

        感情を解放することは他人を頼ることなく、独力で行うことができます。 自分が不快な気持ちになった場合、その感情に完全に共感し、「それは辛かったね」「とても嫌だったよね」と本音の自分に対して声をかけてあげて下さい。 自分を癒すように、自分に共感するのです。自分を抱きしめるように。自分が完全に共感できるまで続け、次に肯定の言葉をかけましょう。 「嫌だと思ったことは全然間違ってないよ。そう思うのは当然のことだよ。嫌だと感じたこと、つらかったよね、でももう大丈夫。私はあなたを守るから

        • 沸いた感情に汚いものなんて一つも無い

          ネガティブな感情を出すにあたり、間違っても相手と論争したり、中傷したり、ネット上で侮辱的な発言を投稿することは適切ではありません。 そのようなことを行うと、自分自身や他人に不幸が訪れるだけです。 時には「嫌なものは嫌だ!」と感情を表すことは、人間として健全な反応です。我慢できないほどの暴力や嫌がらせには、積極的に声を上げたり、逃げることも必要です。 心が疲れ果てているのに、「不条理なことにも耐え続ければいつか報われる」といった根性論に基づいて頑張ることは、骨折しているのに全

          無理やり頑張ることの限界

          多くの方々は、望ましくないことに無理に耐えて努力することを美徳と捉えがちです。 一時的には、そのような方法で良い成果を出せることもありますが、そのような努力は持続できず、最終的には苦しい生き方になるだけです。 幸せになるためには、やりたくないことを無理やり続けるのではなく、ワクワクすることを楽しみながら続ける方が賢明です。 偉業を成し遂げた人々は、自分自身を押し殺して辛抱強く結果を出したのではありません。むしろ、情熱を持って楽しいことに打ち込んで努力した結果、偉大な成果を

          無理やり頑張ることの限界

          最悪な時こそ

          どんな状況でも、自分を大切にすることが、人生にとっていかに好影響をもたらすか、深く感じ入りました。 順調な時には自身をほめられるが、順調でない自分をほめることはできないといった差別的思考は、人生を著しく困難なものとします。 「このままではいけない」「何もできない自分は恥ずかしい」といった考え方は、特に日本において根強いものと考えています。 健康で幸せな人生を送りたいならば、そのような考え方は早急に捨てることが望ましいです。 自分の味方は自分だけなのです。最悪の自分自身を大好

          最悪な時こそ

          結婚

          家の整理整頓は、一年をかけて遂に完了し、我が家は部屋も押入れもきれいに空っぽになりました。その後、社会復帰し、およそ十五年ぶりにフルタイムで働くことになりました。 そして、大きな変化が訪れます。 私は五十歳に差し掛かっても結婚について何も考えていなかったのですが、偶然にも主人と出会う機会がありました。 お互いの母親同士が友人だったのです。主人は穏やかな笑みを浮かべた、優しい雰囲気の男性で、私は一目惚れしました。 当時、私は四十九歳で、結婚はもう諦めていましたが、「結婚す

          母の病気が再発

          ある日、長らく見られなかった母の統合失調症の発作が再び現れました。 私は彼女の状態が改善していると思い込んでいたため、これは完全に予想外の出来事でした。 父は既に亡くなっており、妹も海外に住んで結婚していたため、私は一人でこれに対処しなければなりませんでした。 私は定職に就かず、ほとんど社会から隔絶された生活を送っていましたが、母の病気と向き合うことを決意しました。 母は発作が起こると、私が聞きたくないような不快な言葉を吐いたり、夜中に近所を徘徊するようになります。 昔の

          母の病気が再発

          自分を好きになってきた

          自分に「大好き」「大丈夫」と声をかけ続けて十五年ほど経った頃、ある気づきがありました。 私はこれまで、他人を人間としてではなく、手段や道具のようにしか見ていなかったのだと気づいたのです。 人間を自分が楽になるためのツールのような存在としてしか考えていませんでしたが、違います。人間という存在は実は非常に素晴らしく、尊敬に値する存在です。そんな思いが湧き上がってきました。 この感覚は自分にしか解らないものかもしれませんが、言葉で形容しがたい多幸感と生きる実感を感じました。 振り

          自分を好きになってきた

          転機

          ある日、一冊の本と巡り合いました。 その本には、「自分を粗末にすると他人からも粗末にされる」「自分を大好きになることで病気が癒され人生は好転していく」といった内容が書かれており、これまでの私の考え方とは全く逆でした。 それまでは、「頑張れば成功する」「自分に厳しくすれば幸せになれる」といった考え方が私の常識となっていたため、にわかには信じることができませんでした。 しかし、三十年間の人生を振り返ると、自分に厳しく接したり無理をすることで人間関係や家庭環境が悪化し、常に根拠

          うつ病を発症

          私が自分の生き方を見直す契機となったのは、三十歳に差し掛かった頃です。 既に社会人として、一定の経済的余裕を持ってはおりましたが、職場における人間関係に悩み、心を痛めるようになりました。 朝起きること自体がいたたまれない状況となり、仕事場で嫌な人々に直面しなければならないという思いだけで、心に憂鬱な感情が広がっていました。仕事自体は好きでしたし、意地と自尊心に支えられて出勤し続けておりましたが、当日欠勤が頻発するようになりました。 幼少期から心に根付いた考え方の癖によって

          うつ病を発症

          幼少期

          うつ病に限らず、あらゆる病気は、その成り立ちや状況が千差万別で、百人居れば百通りの治療法が存在するものだと思います。 必ずしも私が紹介する治療法が誰にでも効果的であるのかどうかは判断できません。 しかし、これから紹介する治療法で、うつ病や人生の悩みを克服した人が数多く存在していることは確かです。 私もその一人として、投薬や通院のみに頼らない根本治療法を少しでも多くの人に伝えたいと考え、ここに記すことにしました。 まずは私の生い立ちに触れる必要があります。この話は愉快なも