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人生はダイヤモンド

【海に眠るダイヤモンド】がついに最終話。

ゆっくり味わいたくて、録画を噛み締めて拝見。

私は考察とか出来る程の知識も、細部を見る訳では無いので、感想程度になります。

とにかく心が揺さぶられるドラマだった。

炭鉱が全国にたくさんあって、そこで働く人達や家族。

特に考えた事は無かったけれど、今の日本があるのは、こういう人達が必死に生きてきた積み重ねで出来ている。

そして、そこに生きる人達がいたから、今の豊かな暮らしがあって、技術が支えてくれている。

でもその中には、それぞれの苦しみや悲しみがあって、それでも生きていくという力を持っている。

必死に生きた最後は、もれなく死が待っているけれど、過去も今も最期まで自分の中に生き続ける。

本当は単純な事なのかもしれない。

今を必死に生きる。

私達はダイヤの原石で、たくさんの経験をして大人になっていく。
そりゃ、死にたくなる事もあるさ。
でも、人間って辛い記憶の方が残りがちだからどうしてもネガティブに寄りがち。

ただ、思い出せば、たくさん楽しい思い出もその中にはあって、助けてくれた人達も居たのだ。

良かった事、悪かった事。人生はコロコロ、感情や環境に振り回されている。

そのうちに、実は原石だった自分が知らぬ間に磨かれて、光輝くダイヤモンドになっているのではないか?

そう思わせてくれたドラマでした。

私も必死に生きたいと思って、胸が熱くなった。

今は色々な事に恵まれていて、恵まれている事すら考えない時代なのかもしれない。
それは人間が変わらず、欲深い生き物だからなのかもしれないと思った。

でもそれで良い。
結局は、何かに転がされ、転がり続け、自分がどんな形のダイヤモンドになっているか、分かるか、分からないかの違い。

私は母親目線で見て、それはそれで考えさせられるドラマだった。

1人1人が主人公。そんな物語でした。

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