息子との朝のルーティン
「今日は寒い!上着必要だからね。」
朝、ゴミ捨てから帰ってきて、朝の準備をする息子に私は声を掛けた。
20歳なのだから、その位ちゃんと出来るでしょ?と、いつも思うのだが、ちょっと呑気というか、マイペースな息子に一応言っておいた。
駅まで車で送って行くのは私の日課。
時間ギリギリで車に乗り込んでくるのが息子の日課。
「あのさ。」
時間がないので、乗り込むと同時に発進!
「もうちょっと緊迫感持って寒いって言ってくれない?」
隣を見ると、上着を着ていない。持ってもいない。
「え!?まさか。寒いっていったじゃん?」
「いつも寒いっていうけど、体感温度の違いかと思って、下着もヒートテックにしてるべきだった!」
「え!?下着も半袖なの?でトレーナーだけ?」
トレーナーは裏起毛ではないが厚めの生地。
「だから、もう少し母が寒そうにしてくれてたらって話。」
「えー(笑)まぁ、学校までの道のりが寒いだけだろうから、頑張れ!(笑)」
「手袋はある!(笑)」
どちらにしても、戻って上着を取って来る時間は無い。
毎朝の事だが、時間ギリギリとの戦いの中で、息子とのコミュニケーションを取っている。
毎日始発で学校に行き、帰りは大抵8時頃。
会社員より外に出てる時間は長いのでは?と、思いつつ。
息子との少しの時間が、元気を貰える楽しいひとときだったりする。
「今日も頑張れ〜!」