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バター色のクリスマス

お気に入りと言っても
そこは何処にでも居てくれる、見慣れたカフェで
日常的に私が、普段着で訪ねられる場所です

前に来た時は、当日の家事宿題を全部終えて
是非すぐに読みたい本をリュックに入れ
確保した「ささやかな時間」に、喜々としながら席に座ったものの
「メガネ👓忘れた!」と言うテイタラク
メガネが無ければ、文字は皆んな陽炎のように儚くなってしまうので
その日は敢えなく、注文した塩キャラメルラテを堪能して帰りました

私が敢えて、外で本を読むようになったのは最近のことで
それまでは主婦あるある…
家族が帰ってくる時間まで
煮物が出来上がるまで
生活に根付いて自然だけれど
本を読む事が、メイン料理にはなっていない感じでした

でも「外で読む」と言う
少し違ったプレートに、その行為を盛りつけてみると

誰かが煎れてくた飲み物や
自分チョイスでは無いBGM
そして何より、同じ空間に知らない人がいて
同じ時間を過ごす少しばかりの緊張感
普段は無いスパイスが効いて
読書が違う味わいを待つ気がしています

今回のお店のBGMは、季節がらクリスマスソングが流れています
空いていれば必ず選ぶ席で、本を開きました

とても良い日当たり具合は
寒がりな私の体を、心地よく包んで
指の先まで、軽やかにしてくれます
ラテの細かな泡は、まろやかなバター色
「今日も穏やかな時間を堪能あれ!」と、言ってくれているようです

さて今年もカレンダーは、たった1枚きり
クリスマスソングが聞こえなくなったら
新しい年の横顔が見えて来ます

もし今年のクリスマスプレゼント🎁リクエストを聞いて貰えるなら
「何も気にならない、動じない鈍感力」がほしいと、答えるかも知れません

さながら私の「生きにくいと感じる敏感力」は
いつも何かを気にしてばかりで、行動に制約がかかります

もしかしたらその代わり、日常の「小さな幸せ」に
気づくことができているかも知れないけれど・・・

無い物ねだりのリクエストは、今年は飾らない赤いソックスへ

いつかまた時が重なって
ソックスが空っぽになっていたら
私はバランスのとれた「大人」に、なれているかも知れません
その時は、ウィンクしてるサンタに感謝です

Dear Xmas🎄


ギャラリーからお借りしたのは
大好きな「hohoさん」の作品です🌲ありがとうございました





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