あん

HSPだと知ったとき、とても腑に落ちてしまいました。それまで行き先が見つからない感情の仕舞い場所が、見つかった気がしました。ここは、HSPと仲良く生きていくための日々を書いていこうと思います。

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HSPだと知ったとき、とても腑に落ちてしまいました。それまで行き先が見つからない感情の仕舞い場所が、見つかった気がしました。ここは、HSPと仲良く生きていくための日々を書いていこうと思います。

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おしゃべり図書館

そのドアが開くと、懐かしくて、新しい匂いが迎えてくれます。 そして私の後ろでドアが閉じれば、外界の肌に合わない生活音やたくさんの色が重なった景色から遮断されます。 私は、そんな図書館が好きです。 たとえば「静かに過ごす」という当たり前のルールが私をまず守ってくれます。 本当はいけない事かも知れませんが「むやみに話さなくてもいい」これはとても楽な時があります。 集まる人々は何かを学びたいとか、知りたいとか、そんな自分に入り込んだ場所なので、あまり他人を気にしていない気がしま

    • 冬のほころび

      これで良かったのかな… たまにふと、そんな思いが、よぎる事があります 急に近く感じた冬のせいでしょうか 何かに、つまずいている訳でも無く 現状を変えたいと強く思う訳でもなく だからこそ何も変わらないと、知っているのです 趣味の世界の扉を、何度も叩き 道具を揃え、アプローチする主人を見ていると 私には無いエネルギーを感じます 今の私は「予定の入っていない事」に、全く危機感がありません 無いどころか「予定が無くて、時間の縛りもなく、日々の事が出来る気軽さ」が、たまらなく愛お

      • 不安のしまい場所

        朝から雨が降っています お日様が見えない分、何だか景色も肌寒い気がします 少し油断すると、寒暖差で風邪をひいてしまいそうです 私は喉が弱い方で、喉の病気も患ったせいか 風邪や咽頭炎には、とても敏感になります 時間と命の間に立ってしまった、その時の不安は ずっと私に「喉への過敏反応」を植え付けてしまいました 風邪だけではなく、私はとても臆病でもあり、怖がりでもあります 新しい事や、新しい場所へ近づくには、事前の下調べをしないと 最初の一歩が出せません 出来る限りの準

        • 手しごと日和

          もう11月の姿が見えて来て 秋も、そろそろバトンを渡す頃となりました 2024年が開けてから10ヶ月 本当に駆け足で早い早い・・・笑 生き急いではいないはずだけど 「それは、楽しい時間だから?」 「もう歳をとったってことかな?」 正解探しはやめておいて、まずはあと2ヶ月を 大切に暮らす事とします 年末に近づくにつれ、大掃除や大断捨離? 今年中に処理する書類や、年末年始に慌てないよう発注しておく物 年越しの献立などなど 楽しいイベントにも必ず「事前に準備しておく事」はつい

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        おしゃべり図書館

          母の手鏡

          私は幼い頃、母が「お化粧をしている様」を、見ているのが好きでした 多分、それが終わると仕事に出掛けてしまうので 最初は「少しの時間でも、一緒にいたくて」が、理由だったかも知れません その頃母は、30代前半でした 母のお化粧はまず 柔らかなガーゼで、顔の汚れを拭き取る事から始まりました その頃は既に、ティッシュなるものは有ったのですが 母はいつも毎回、ガーゼを使っていました 今考えると、短くはないお化粧時間だったと思います その間、頬紅やアイシャドウは使われず ひたす

          母の手鏡

          いつもそばに

          「Happy Birthday🎂」 今日は、亡き母の🍰お誕生日です 生きていれば、90歳を超えています 私は結婚した翌年に、長女を出産したので 母は、その頃からずっと「おばあちゃん」として暮らしていました 私も「お母さん」と呼ぶよりも「おばあちゃん」一辺倒でした 父も同じで、その頃から「おじいちゃん」の生活です 長女と次女は3歳違いなので 私が次女を出産した頃、長女自身も、手が大変かかる年頃で まだまだ目が離せません でも出産後は、どうしても赤ちゃんに「母の手」は取られが

          いつもそばに

          あなたのために・私のために

          街中を歩いていると 「おせち」の文字が、よく目に入るようになって来ました ネットでの早割のせいか、先へ先への商戦は、コスパが良いものの まるで何かに追いかけられているようで 少し息切れしそうになる時があります それでもこの時期は、文化祭📖体育祭🎽ハロウィン🎃クリスマス🎄など 年越しまでに、イベントは目白押しです わが家はもう学生はいないので、クリスマスに少し御馳走を用意して 夫婦ふたりで静かに食べながら、お正月までのエネルギーを確保します 私の実家は、両親の生活が「和

          あなたのために・私のために

          泣けない場所

          わが家の娘たちは幼少期、ご多分に漏れずよく風邪を貰ってきました 特に次女は「咳風邪」を発症して、喘息にはなりませんでしたが 苦しい思いを幾度もしていました そんな折、小児科の先生に「スイミング」を勧められ 姉妹揃って、スイミングスクールへ通う事になりました その時、長女は6歳、次女は3歳 性格の違う2人は、同じスクールでの反応も、面白いほどに真逆でした 長女は泳ぐ事自体を、初日から楽しんでいるように見えました 見学をしていると、息継ぎの度に確かに笑っていました・・・笑

          泣けない場所

          優しい雨音

          先日、思い立って「クロゼットに眠る服たち」を リサイクルショップへ持って行きました それらは、その都度「ピン!」と来て 「良い物と出会ったぞ!」と言う気持ちで購入した記憶があります 当時、とても好きだったお店の物で 生地の分量が多く、可愛らしい雰囲気があり 色合いやデザインが、とてもナチュラルに思えました 確かに家事をするには、少しシンプルさが足りません 快活に動くには、まとわり付く感じが邪魔になります その頃は都内に住んでいて 休みには地方に遊びに行くと言う、行動パ

          優しい雨音

          秘密のおやつ

          少し先の10月の声を聞いて、あんなに猛威を奮った夏も やや後ろ向きな佇まい…ようやく秋🍂が、やって来てくれるのでしょうか 自分の生まれ月は5月で、春真っ盛り 若い頃は大好きでしたが いつからか重度の花粉症を患ってからは 季節は申し分無いのに それを楽しむ準備が、こちら側に出来る気配は微塵もなく いつも「早く。早く梅雨来ないかな…」と 季節に逆恨みしている、私がいます なので寒くも暑くもなく、少し曖昧な感じのする秋は 「とっておきの、秘密のオヤツ」のような 少しだけ特別感の

          秘密のおやつ

          ときめく季節

          この秋が来ると、今の家に引越して1年になります 季節の「ひとめぐり」は、思えば1日ずつの積み重ね🌿 ゼロからの出発をする引越しには、少し歳を重ね過ぎた感もありましたが ようやく、日々感じる安堵感の居場所を 生活のあちこちに、見つけられるようになりました 引越して間もない頃 新しく日常に加わる、スーパーやドラッグストア お役所、病院、動物病院、郵便局、銀行などなど 「とりあえず、こんな場所に有るよ」という感じで 家族が車で、連れて行ってくれました 特に方向音痴な私は、

          ときめく季節

          毎日の約束

          約5日間ほどでしたが、お仕事がお休みでした ただ主人は休みを取れなかったので 家族一緒の休みは、通常の土日だけでした 去年、引越しをしてから 免許を持っていない私は、自転車が1人で出掛ける足となりました (乗り物が、とても苦手です) 以前住んでいた場所からは、自転車でも 雑貨屋さん、洋服屋さん、食べ物屋さん、ファストファッションのお店 カフェなどなど  「お一人様で楽しめる場所」が、沢山ありました 今は「食べ物を買う事」には不便は無いのですが 「その他の楽しみ」を味う

          毎日の約束

          群青のとき

          私の朝のルーティンの中に 「お線香に火を灯し、手を合わせる」と言う項目があります 特に決めている宗教が、ある訳ではありませんし 手を合わせている場所には 亡くなった先住犬の写真が、飾ってあります ただ私にとって「手を合わせている、その先」には 亡くなった両親や祖母 自分へと時間を繋いでくれた祖先 そして「私の神様」の存在があります 厳密に言えば、亡くなった両親の魂や、心根や、思いは いつも「自分の中」に有るような気がしており 特段、神棚や仏壇に存在しているかと言うよりは

          群青のとき

          小さな援軍

          まだ夜明け前の、うつらうつらしている時 「あ・・・頭が痛いかも・・・」 「嫌だな・・・仕事辛いな・・・」 痛みよりも先に、いつも不安が大きくなるのです 「何かの病気?」 多分この夏に、頻発している片頭痛だと解っていても あちこち思考が巡ってしまいます コロナが流行っているし・・・ こんな時間に、何か脳の病気かも・・・ この妄想病が、noteを書く想像力だったなら良いのに! 答えが出ない事は、不安が増幅され 痛みと同じくらいの 行き場のない「堂々めぐり」が始まります

          小さな援軍

          3分の魔法

          その日の朝は、急に降り出した雨のせいで 家を一度でたものの、傘を取りに再び玄関に戻りました 定刻に出ていたので、ほんの僅かな遅れです 傘をさしながら、いつも通りの道を又歩き始めました 普段、決まった時間に歩いていた時には、決まった顔とすれ違います 私が通る道は細い歩道で、片側をガードレールで塞がれていますので 傘をさすと邪魔になりますが、お互いに譲り合って、すれ違い そんな時には小さく会釈をして、お互いに心の中で「いってらっしゃい」 そう呟いているようでした その日

          3分の魔法

          思いの丈

          先日、初キャンプに行って来ました⛺️ …と言っても、テント泊ではなくて ワンコ泊可のコテージを予約して貰い 虫との戦いを最小限に食い止めました 初キャンプに伴い、宿泊場所として選んだのは 元からアウトドア派の長女が、以前利用した施設でした オーナーさんが女性とのことで 各場所に、細かな女性らしい配慮がなされており 外施設としては清潔で、とても可愛いらしく作られていました 眠る事以外は、自分たちの手で 炭をおこしたり、メスティンでお米を炊いたり ですが初めての火おこし

          思いの丈