渡りのバイター#9
2回目のバイトは突然に。
さて、話しは戻ってファーストバイトを無事ご機嫌に終えると、1-1をクリアしたので1-2に行く前に隠し面が現れました。
実績が１つカウントされたので、枠が空いたのです。次は5日先です。このバイトゲーを機嫌良くプレイしている私は次を待てず、行くでしょ！と。
直前に色々仕事が出る事は確認済みですので、行けそうな日をスマホの通知機能をオンにします。
すると、なんということでしょう。普段、Apple Watchを着用しているイキリおばさんの手首にひっきりなしに微振動が信号されるではありませんか。吟味して申し込むとすでにマッチング済み。仕事は取り合いなのです！
本業そっちのけで必死です。またもアプリの策略にひっかかり脳をハッキングされました。
結果、自転車で10分ほどで行ける人気の焼肉屋さんの洗い場に、夜行くことにしました。
焼肉屋の洗い物…ギトギト。強いボスに挑むプレイヤーのような気持ちです。
テンプレートだったのか…
お皿を1枚割ってしまったものの無事仕事を終える事が出来ました。レギュラーバイトの大学生の女の子とペアで洗い場と、炭おこしを担当し、汗だくで彼女から若さを吸い取ってやりましたよ。ははは。…妄想です。
賄いどうですか？聞いていただきましたが、決まった時間に早めに帰るのは私だけのようですし、なんとなく恥ずかしくなって、大丈夫です。とそそくさと帰路につくのでした。食べればよかったな〜。
面白かったのは会社の方針なのか、飲食店体育会系あるあるなのか？キッチンに社員、バイトの全員の目標とその達成手段みたいなの貼ってあり、こっそり熟読しました。大学生は偏差値高めで夢に溢れてキラキラして見えました。その下にバンド活動！みたいなのもあって、食洗機の湯気と七輪の炭で充分暑いのに…君が1番熱いんかい！と勝手にツッコんでしまいます。
社員さんの上から2段目くらいの方が空欄でリアル。妙に納得するたえこなのでした。
後日、コメントに
「お人柄もよく、手がはやくて助けられました」
と書いて頂き、すごく嬉しかったです。
…しかし
１週間後他の現場のコメントでも
お人柄もよくの文字。
テンプレートやったんかい！！と前のめりで欲しがりな自分に恥ずかしくなるアラフィフなのでした。