アートブーム?!あおひと君の週間アート情報 9/9-9/15 表参道から渋谷へギャラリー巡り/DIC川村美術館の休館決定!企画展 西川勝人 静寂の響き

あおー地球は青い!あおひと君の週間アート情報!

今週もやってきました!アートを愛するみなさま!お元気ですか?

まず最初に、今週は、外苑前から渋谷にあるギャラリーをいくつかご紹介したいと思います。ここ数年、青山、表参道、原宿、渋谷周辺に、ギャラリーがかなり増えています。クールジャパンから火がついた、世界基準となったキャラクター絵画やカワイイ系の絵画・イラストの人気が、ギャラリー需要を後押ししているように思われます。特に観光スポットの表参道、渋谷はインバウンド効果も期待できますしね。

現在、Tokyo Live&Exhibitsには、表参道、渋谷周辺で、60件くらいのギャラリーが登録されています。

地下鉄銀座線外苑前駅を降りて、熊野神社に向かって4分くらい歩くと、多摩美術大学のサテライトギャラリーUp&Comingがあります。8月28日から9月28日まで、シグニフィカント・バガテルズ、上村可織 草野温子 立岩有美子(タテイワ) 橋本若葉(わかば)によるグループ展が開催中です。

そこから1分くらい歩くとトキアートスペースです。訪れた時は、瀬戸理恵子作品展 一断面から見えてくるもの一をやっていました。段ボールを素材にした立体作品です。9月3日(火)から9月15日(日)までは、河合悦子展「移ろいゆく」が開催されています。

表参道を渋谷へ向かう途中にあるgalleryCOMMON。青山通りから住宅街のかなり奥まったところにあるギャラリーです。半地下にある天井も高く広いスペースです。こちらでは新進気鋭のアーティスト12人のグループ展「Eudaemoniaユーダイモニア」が開催されていました。

「Eudaemonia」(ユーダイモニア)とは、ギリシャ語で《幸福》という意味で、アリストテレスが唱えた「善き人生」という哲学用語です。その意味は、特有の能力を活かした方法で生きることが、 自身にとって本当の《幸福》な状態につながると説いたものだそうです。拝金主義に縛られた現在、ある種の限られた能力しか活かすことができない厳しい時代ですが、アーティストたちは、そんなことは意にかいさず、自分が描いた幸福の実現に向かって果敢に挑戦するのです。だからこそ作品で心が動かされるのではないでしょうか。

そこからキャットストリートへ向かうと、最近できたtHE GALLERY OMOTESANDOがあります。ここでは9月6日(金)~9月29日(日)NEUNOA(ニューノア) SOLO EXHIBITION「LESS THAN / MORE THAN」が開催中です。
キャットストリートを渋谷へ向かって歩いていくと、路面の結構広いスペースが目に入ってきます。ここも最近オープンしたギャラリー、Creative space Akademeia 21 Harajukuです。現代美術家・原伸一率いる、愛の循環、地球の循環をコンセプトに、アニマルポップアート集団として活動するGhost Angelの個展「SUPER LOVE DOG展」が開かれていました。

そして最後に訪れたのは、宮下公園を屋上に移動してしまった商業施設、MIYASHITA PARKの3階にあるギャラリーSAIです。こちらではすでに終わりましたが、菅原ありあ “Black Water”が開催されていました。

表参道、渋谷にはたくさんのギャラリーがあって1週間あっても回りきれないかもしれません。アートが人気な証拠ですね。現代美術はもとより、以前は雑誌など紙媒体で活躍できたイラストレーターたちも、ネットに発表の場を移して、さらなる人気に拍車がかかっているようですが、彼らもこぞって展覧会を開催しているのをみると、やはり1点もののオリジナル作品に魅力があるということかもしれません。

やはりアートは本物を見るのがいちばんです!

次は、残念なニュースをお伝えしなければなりません!

アートブームだといったばかりですが、なんと千葉県佐倉市にあるDIC川村美術館が、美術館のダウンサウジングや移転、閉館までもを視野に入れて、2025年1月からの休館を発表しました。

同美術館は、マーク・ロスコ、ステラをはじめ古今東西の名画の秀逸なコレクションはとても有名です。アートファンのZOZOタウンの前澤氏も支援を申しいれているほど。なお佐倉市は、美術館存続のための署名運動を始めています。あおひと君も一筆入れました。

ちなみに現在、同美術館では、9月14日(土)より最後の企画展になるかもしれない、西川勝人(かつひと) 静寂の響き が開催されます。
西川氏は、1949年生まれ。23歳の時、バウハウスに心惹かれドイツに留学。以降、ドイツで制作を続けています。

西川氏の作品は、静謐でストイックなフォルムが特徴です。これらの作品からは物質と欲望が溢れたこの騒がしい世界を歯牙にも掛けない、毅然とした崇高なエナジーが感じられ、見るものを引き込みます。

それも郊外の緑に囲まれた雑音が少ない環境だからこそ、作品群のエネルギーをよりたくさん感受できるのではないでしょうか。

作品は、それぞれ独自のエネルギーを発しています。そのエネルギーは、人間社会が発する色々な電波や振動など多くの波動と干渉するのです。その波動は人それぞれの経験や精神状態によって変わります。

作品の見えない魅力が伝わって、感動も倍増するのだと信じて疑いません。ちなみにあおひと君は、スピリチュアル系ではないです。あくまで経験からそう感じているというお話です。

兎にも角にも同美術館の存続を心より祈っています。

アートは本物を見るのがいちばんです!

アートは希望です!感動はエネルギーの源です!


ではまた来週!ブルブルブルー


-----展覧会情報

8月28日~ 9月28日 SIGNIFICANT BAGATELLES Up & Coming(渋谷区神宮前)
https://upandcoming.tamabi.ac.jp/exhibitions/n004/

9月3日~9月15日 河合悦子展 「移ろいゆく」 トキ・アートスペース(渋谷区神宮前)
https://tokyo-live-exhibits.com/pug_tksh_toki-artspace/

8月24日~9月22日 グループ展「Eudaemonia」 Gallery COMMON(渋谷区神宮前)
https://tokyo-live-exhibits.com/pug_tksh_gallerycommon/

9月6日~9月29日 NEUNOA SOLO EXHIBITION「LESS THAN / MORE THAN」 tHE GALLERY OMOTESANDO(渋谷区神宮前)
https://tokyo-live-exhibits.com/pug_tksh_thegalleryomotesando/

8月15日~9月16日 SUPER LOVE DOG展 Creative space Akademeia 21 Harajuku(渋谷区神宮前)
https://tokyo-live-exhibits.com/pug_tksh_creativespaceakademeia21harajuku/

8月23日〜9月8日 菅原ありあ “Black Water” SAI(渋谷 MIYASHITA PARK)
https://tokyo-live-exhibits.com/pug_tksh_sai/

9月14日~2025年1月26日 西川勝人 静寂の響き DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)
https://tokyo-live-exhibits.com/pum_stmskr_kawamuramemorialdicmuseum

来週もよろしくお願いします!

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