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フランスはアートの国*その9- Amazing art scene in France*vol. 9

*ピカソさま*

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パリのピカソ美術館は意外にもひっそりした場所にありました(ポンピドゥー・センターから歩けます)。
元貴族のお屋敷だけに外観は重厚ですが、内装はシンプルに改築された空間で、巨匠の美術館で鑑賞というより、ピカソさんの趣味が良いお宅にお邪魔して自慢のコレクションを見せてもらっているような気持ちになりました。屋根裏部屋みたいな展示室があったような。

食したゴハンの魚の骨の形がよっぽど良かったのか、「どれどれ」と魚拓(?)にいそしむピカソさん。

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その破天荒な生き様も含めて自身がアートのごとし天才のお茶目な一面も伝わって、ああ、名声や才能だけでなく、これで若い女性もころっとなるわけだー、と妙に納得。

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こちらは我が家のキッキンにディスプレイしていた(水分でシワシワ)東京都写真美術館の冊子。テーブルにお行儀よく置いている芸術家の無骨な手、よく見ると、、、パン×10だった!!

絵画だけのジャンルに留まらず、本当に多作で偉大なアーティスト。美術界に革命をもたらしたこの巨匠を超える新しいアートを生み出そうと後進の若手アーティストはさぞかし大変だったはず。
その後、アートの中心がパリからニューヨークに変わっていったのは、ピカソを超えようとしたアーティストのパワーのおかげだったのかも知れませんね。偉大なピカソがいたからこそ起きた新しい流れ。
大好きな作家、原田マハさん著「アノニム」のストーリーを読むと、抽象画を新しい手法で描いてみせたポロックの熱い想いが、主人公の青年を通じて伝わってきます。

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当時のことは知らないけれど、このキリストの磔刑も、「まあ、ピカソさんだからね、、、」と、絵が話題になっても、クレームは出なかったのでは?

同じ時代を生きていたら絶対会ってみたかったとは思うけど、身近で関わり合いを持つにはちょっと躊躇しちゃいそうな、破天荒なパッションのまま生きた天才。
愛の熱量の強さゆえに女性達と長続きしなかったのかも知れないけれど、いくつかある息子パウロの絵が大好きです。穏やかな愛の眼差しがいつも満ちていると思います(崩して描いてあっても、恋人達の顔ほどではないのでした)。パウロの人生もその後大変だったようですが、この時代はピカソと一緒で幸せだったのでは。
日本のサントリー美術館で出逢って、ここで再会できてうれしかった!
ポストカードの彼がいつもキッキンを見守ってくれています。

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✳︎ NOTE✳︎
▶︎パブロ・ピカソ
▶︎ピカソ美術館
  Musée National Picasso ,Paris
  5 Rue de Thorigny, 75003 Paris




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