アートを見て無常を感じる年末
用事の途中、松濤美術館で開催中の舟越桂「私の中にある泉」展へ。
この作家さんが木から彫り出す女性達の顔のカタチ、昔から理想の、まさに私がなりたい顔のなのです。
透明感のあるモデル、甲田益也子さんの面差しだと思うのですが、どうでしょう?(オフィシャルサイトから写真拝借。ボーカルでもお洒落才能を発揮されててステキな声です。dip in the pool良く聞いてたなー)
さて、展覧会ですが、第1展示室の入り口から中が見えた瞬間、その世界に飲み込まれます。
木彫の人物像たちが、間を空けて静かに、静かに佇んでいるだけ。でも、
それらひとつひとつから、その場にいる人間より圧倒的な存在感が放たれている静寂な異空間。
作品モデルのデッサンも見ることができて良かったです。
個人的には、最近の異形化した表現よりシンプルな人物作品が好きですが、そう、芸術というものも無常ではなく、テーマも深くなっていくので、記憶に残るのは、最近の異形の作品だったりします。
あの日は、たまたま無料で鑑賞できたし(特典、知らなかった、、、こじんまりしてますが雰囲気のある好きな美術館です)、近くのお気に入りの和食器屋さんではセールに遭遇。
悩みに悩んで、ステキなお皿もお得に買えたし、
青空と黄色い銀杏の並木も目に美しい、しみじみ大満足なお散歩デーでした。
沢山のことが変わって、変わらざるを得なかった2020年。世の中がこんなに変わるとは。
きっと、変わりゆくことに疲れた人達も多かったことでしょう。
信念を持って、変わらないことを続けることも、とても大変なはずです。
来年は頑張った人達がもっと楽に息ができるような世の中になって欲しいと心から願っています。
個人的には、実際会えなくても、家族や友人達にいつも以上に感謝をした一年でした。
どうか、世界中の人達が、心も体も健やかでありますように。感謝と祈りを込めて。
✳︎NOTE✳︎
▶︎松濤美術館 オフィシャルサイト
「私の中にある泉」展 〜2021.1.31
*かなりコロナ対策してます。