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Soutei No.1 猫と雨音 -雨を表現した装丁見本-

「Soutei -本・リトルプレスの装丁を楽しむ」では、本をつくりたい、Webの連載・アート作品をzineやリトルプレスにしたい(そこまでは考えていないけど更新を続けている)方に向けて、想定の装丁(版面・造本設計)をご提案します。

Soutei No.1 猫と雨音
A5(W148×H210mm)/40頁
2024年7月15日発行
雨の日は1冊の本を手に喫茶店の看板猫に会いに行くと決めている著者の日記のようなエッセイ集
〈Souteiキーワード〉雨/濡れた窓ガラス/曇り空/毛羽立ち

猫と雨音 表紙(表1)



▶サイズ: A5  W148×H210mm
▶製本:ミシン中綴じ製本
▶表紙
print:オンデマンド印刷
color:1c/0c(白2度刷り)
paper:かぐや 下弦 170kg
memo:白2度刷りは一度に白色を2版印刷することができます。表面に質感のある用紙を使う際や、白色をはっきりと出したい場合に使います。

▶本文(40頁)
print:オンデマンド印刷
color:1c/1c
paper:タブロ 菊45.5kg
memo:1頁 760文字(1行40文字×19行)

▶帯紙
size: W400×H65mm
print:オンデマンド印刷
color:4c/0c
paper:アートドリープ 紫雲 96kg 
memo:横幅はA3に収まるサイズに。約50mmで折り返します。

版面・造本設計:秦
印刷・造本設計:小野


猫と雨音 裏表紙(表4)


表紙(帯紙を外した様子)


裏表紙(帯紙を外した様子)


かぐや(用紙)は月のクレーターの凹凸感を表現した用紙。今回は雨跡をイメージしました。


帯紙:アートドリープ 紫雲(用紙)は、雲のようなまだらな透け感のある用紙。


ミシン中綴じ製本は、質感のある表紙用紙でもしっかり綴じることができました。


ミシン中綴じ製本は、本文用紙上質70kgの場合、40頁程度まで可能です。


ミシン糸は印刷に合わせて白色を選びました。


糸の色は全10色(100部までの少部数に)


本扉:タブロ(用紙)は新聞紙をイメージした印刷用紙。グレーの落ち着いた色と、ざらっとした質感で選びました。


本文:1頁 760文字(1行40文字×19行)/挿画 W40mm×H26.4mm


本文:見開きで1500文字程度(noteの日記なら1日分程度)


裏表紙:Souteiのロゴは約20mm。「本・リトルプレスの装丁を楽しむ」の小さい文字もオンデマンドで綺麗に印刷されました。



Soutei -本・リトルプレスの装丁を楽しむ

本や冊子づくりをサポートします

Souteiは、本をつくりたい、Webの連載・アート作品をzineやリトルプレスにしたい、(そこまでは考えていないけど更新を続けている)方に向けて、装丁(版面・造本設計)に関するご提案をしています。
「こんな製本できますか?」「この色と組み合わせる紙は何がいいですか?」など、少部数の出版や本づくりについてのご相談、印刷・製本・用紙のご質問などは【小さな出版と本の研究室】ハダ 宛にメールまたは、InstagramでDMをお送りください。

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