マリークワント展
先日1/29迄行われていた『マリー・クワント展』に娘と行って来た。
元々メイクアイテムを幾つか私が持っていたのだが、娘がデザインに興味を持っていて、少しでも刺激になればいいと思ったのがきっかけである。
自身は「アンドリュー・ワイエス展」以来でだいぶBunkamuraはご無沙汰と言っていい。
1/31に東急本店が閉店するというので、館内の連絡口からBunkamuraへ向かう事にした。
館内はこれぞ百貨店の趣を感じさせる佇まいで、どうにも場違いな気分に囚われてしまう。
そこから連絡口でBunkamuraへ入ると空気は一変し、どうも意識高い系の人が多そうに思えてしまう。
過去の記憶はそこにはなかった。
久方ぶりのBunkamuraザ・ミュージアムで「マリー・クワント展」は行われていた。
娘はファッションを通したデザインの歴史に興味津々だった。
私はむしろ当時としては先進的なマーケティング手法に興味を持った。
そしてそれが今では当たり前になっている事に驚いた。
ブランドが立ち上がった当初は私も生まれていない。
そんな時代に生まれたブランドが今も残っているのは、時代に合わせて変化する事を恐れなかったからだと思えた。
娘は欲しかった黒×白モノトーンマグカップが売り切れていたのでポストカード2枚、私はクリアファイルを手土産にして家路に着いた。
今回見て来たものがすぐに娘に反映される訳ではないが、何かを生み出す事の大変さと素晴らしさ、そしてマリー・クワント創業時の革新とエネルギーを娘なりに感じてくれたら私としても意義があったと思う。