『誰のためのアクセシビリティ?』 目次
いよいよ発売!『誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える』(田中みゆき著)の目次を公開しています。各記事にご登場いただいた方々も併せてご紹介します。
目次
1.アクセシビリティの謎
・駅までの道
・一本の脚と、バラバラに上げられた腕
・アクセシビリティって何だろう
・障害のある人が主体となるアクセシビリティへ
2.音声描写との格闘の記録
・つくることと見ることをつなぐ音声描写
・『音で観るダンスのワークインプログレス』
・音で観るダンスとは何だったのか
3.テクノロジーは鑑賞をアクセシブルにするか
・AIとの鑑賞ワークショップ
岡野宏治さん/林建太さん/佐々木文美さん/平海遼さん/真しろさん
・鑑賞ワークショップを振り返る 忖度しないテクノロジー
岡野宏治さん/林建太さん/大山匠さん
4.障害のある人の文化から捉え直す
・疑似体験と生きられた経験
・アメリカで学んだ、コミュニティとともにあること
・生きられた経験1 ろう者がつくるもうひとつの文化 牧原依里さん
・生きられた経験2 “ふつう”を反転させる物語 横道誠さん
5.ともに楽しむために実装していく
・尊厳とデザインの危うい関係
・生きられた経験3 続けられるウェブアクセシビリティを 伊敷政英さん
・ゲームはアクセシビリティの実験場
・生きられた経験4 言い訳をつくらずに闘うために Jeniさん
・生きられた経験5 どんな手がかりも見落とさない 野澤幸男くん
6.座談会 あいだのアクセシビリティ
MORIKO JAPANさん/森田かずよさん/中谷優希さん/山崎有紀子さん
7.アクセシビリティの生態系
・ノイズになって気づいたこと
・生きられた経験6 ケアすることから生まれる 中谷優希さんと杉浦一基さん
・アクセシビリティから遠くにいる人たち
あとがき
参考文献
*『誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える』(田中みゆき・著/リトルモア刊)は、2024年7月29日全国発売。
「はじめに」をこちらで公開中。
著者:田中みゆき
キュレーター、プロデューサー。「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の見方や捉え方を障害のある人たち含む鑑賞者とともに再考する。近年の仕事に、映画『ナイトクルージング』(2019年)、21_21 DESIGN SIGHT企画展「ルール?展」(2021年)共同ディレクション、展覧会「語りの複数性」(東京都渋谷公園通りギャラリー、2021年)、『音で観るダンスのワークインプログレス』(KAAT神奈川芸術劇場ほか、2017年〜)、『オーディオゲームセンター』(2017年〜)など。2022年ニューヨーク大学障害学センター客員研究員。美術評論家連盟会員。共著に『ルール?本 創造的に生きるためのデザイン』(フィルムアート社)がある。