ホタルとその仲間たち、供養します。
昨日のお打ち合わせで
物語の後半は今年は出展しないことになりました。
というわけで、これまでつくってきたものたちを供養したくなったのでします。この儀式を経て、次に進もうと思いました。
noteでも制作過程を見守っていただき、ありがとうございました。
作品が完成するのを、あるいは実物をご覧になるのを、楽しみにしていてくださった方に、本当に申し訳ないことをしてしまったと思っております。
誠に申し訳ございません。
今年の個展は、物語の前半だけ出展します。
現実と空想については調整中です。
『そして愛だけが残った』は、大きく前半と後半にわかれています。
前半は船が主人公、後半は生き物が主人公です(正しくは、生き物以外も主人公なのですが、昨年生き物たちの七五三ごっこと同時開催というところからスタートした流れで、まずは生き物となっています。私は船が生き物以外を見守っているところもそのうち描きたいです)。
前半はふたつの世界が存在します。現実の世界(平和)と空想の世界(冒険)です。現実の世界も、私の空想なのですが。ここでは船は見守られる者です。
両方の世界を見守っているのがフクロウさんです。
後半は、現実と空想の境目はありません。
あるとき船は肉体を失い、
見守る者になります。ここからが後半です。
(『そして愛だけが残った』は、物語が完成していないうちに絵を描き始めています。絵を描いてそのうち物語をつくっていくことにしています。
しかし、この船の変容のシーンだけは、わりと物語ができているほうです。逆に、絵がありません。色々見切り発車ですが、おかげさまでだんだん見えてきました。)
そして、今年も物語の前半と後半を出展する予定でした。
今回は「出産」というテーマに基き、
前半と後半の作品を準備しつつありました。
3月と6月も、個展のプロモーションを兼ねた出展で、まずは物語の後半から2種類の生き物の話をそれぞれ出展する予定でした。カエルとホタルです。この他にも、既に制作が終わったものもありました。タツノオトシゴ、キーウィ、カカポ。また、ラフまでできあとは出展用の制作をする段階に進んで待っている生き物たちもいました。オトシブミ、ベタ、アンコウ、ハイランドカープ。これからラフを描こうとしていた生き物たちもいました。サケ、ボタンエビ等々。
ラフの段階で没になった生き物たちもいます。
すべての生き物について、生態を調べるところから始め、3点の大きさの順番やどの場面を描くかなど色々考えてつくっていました。かなり時間がかかっていました。
色々なことが押し寄せて来て、全部一気にはできず、止まっていました。まずは3月の締切を、そして次は6月の締切をなんとか守ろうと思っていました。とてももどかしかったです。
また、既に完成した作品たちは、投稿しても大丈夫とのことでしたが、撮影や説明文について全然手が回らなくて投稿できていませんでした。それから、制作のスペースを確保すべく、今は奥の方で眠っているので、簡単に撮影できません・・・。
インスタのストーリーズやTwitterに簡単に撮影したのを随時投稿してはいたので、チラリとご覧くださった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、完成品はしっかり撮影して投稿したくて、それが、できていませんでした。今となっては、できていなくて良かったのかもしれません。
今までの色々を記念に列挙しておきます。
こうやって振り返ってみると、ずいぶんたくさん投稿していたことを実感しました。色々お読みいただき、あたたかい反応をいただき、ありがとうございます。
そして、個展のお打ち合わせの準備が全然できていなくて、ホタルはしばらく制作できなくなりました。
その後、当たって砕けて現在に至ります。
ホタルの制作を中断するのはとても勇気が要りましたが、ラフを進めることができ、方向転換でき、良かったのかもしれません。
まずは6月、今回のお打ち合わせの中で決まった作品たちのうち3点を出展します。船がまだ金のシルエットになる前の作品群です。
今年の個展は、100点以上はご用意できないかもしれませんが、物語の前半をお楽しみいただけたら幸いです。
ありがとうございます。それでは、また。