マキシ丈ワンピが自転車の車輪に引っかかって事故りかけた件

2024/9/23

本当に、大事故にならなくてよかった。

不幸中の幸いである。

もうタイトルのとおりだ。

一瞬のことだったが、
一瞬でかなりの力でワンピースがひっぱられ、
首まで、ぐんっと衝撃が走り、
脊髄反射で急ブレーキを握ったが、
もうその時点で、車輪2周分、ガチガチに
巻き込まれていた。

本当に一瞬のことだった。

それからは、
ずっと裾が引っ張られているので、
首も少し曲げないといけない立ち姿勢。

しかも、自転車を支えつつ、となると
それがけっこう体制が辛い。

人は急なパニックと絶望を感じると、
脳の働きが停止する、と学んだ。

とりあえず、ボーーっと立ってる
みたいな時間があった。

自分でもその時間は無駄だとわかっているけれど、そうしてしまう。
脳は理解しているけれど、
感情が追いついてなくて、
それに体が従っている感じだ。

幸いにも、
50mくらい後方に下がれば、
自宅前でバイクをいじっている人がいたので、
そこまで自転車を動かせば
最悪、助かる算段はついた。

もうスカートはどうなってもいいから、
自宅からハサミを貸していただけますか?
とお願いするつもりだった。

その少しの安心もあって、
一旦しゃがみ込んで、なんとか最後の確認として、
自力で外せないか、ガチャガチャグイグイやってみた。

そうしたら、
急に前方に1台の車が停まって、
中から白人の男性が出てきて、声をかけてくれた。

わざわざ車を一時停車して、降りてきて、
声をかけてくれたのだ。

そして、手で外そうと試みてくれたが、
外れそうもなく、
自宅近いからハサミ持ってくるから待ってて、
と言って、また車で去り、
ハサミと共に戻ってきてくれた。

なんて優しい人なんだ!!!!!

こんな絶望の淵にいるときほど、
人の暖かさ、優しさを感じるとはこのことだ。

そして、ハサミでスカートを切断し、
残骸を自転車から外せないか、と
ちょっとガチャガチャやってくれたが、
もうギッチギチに髪の毛1本分も緩まないくらい
ガッツリ絡まっていたので、
自転車屋さんに持って行ったら、
すぐ直してくれると思うよ、と言ってくれた。

こんなに親切にしていただいたのに、
私はアワアワオロオロして、
お辞儀とお礼と謝罪を繰り返すことしかできなかった。

スマートな大人なら、
連絡先とお名前を聞いて、
後日菓子折りくらい持って、お礼するべきだった、と後から気がついた。

この失敗から2点学んだ。


  1. ロング丈のスカートは買わない。今持っているロング丈を履く時は、自転車には乗らない。エスカレーターの際も十分注意する。(ロングマフラー等も注意だ、絡まったら首吊ってしまう。そういうのを世界仰天ニュースとかで見たことがある、、、、、!)

  2. 人に親切にされたら、連絡先と名前を聞くようにする

2に関しては、
いやいやそんなのいいよ、と言ってくれるかもしれないが、
まずそれを言えたら、自分を許せる気がするので、相手がどうこう関係なく、
感謝を態度で示すようにしよう。

今回、今後のシュミレーションができたので、
次回からイケそうな気がする。

こんなマヌケなことは起きないかもしれないが、
小さい子や中高生は、
そういうリスクを知らないで危ない目にあうかもしれないので、
啓蒙活動していきたい所存だ。

ほんとうに、
ワンピース1着失っただけで済んでよかった。

ではまた、来世で。
K

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