#小説
青い光をつなぐと星座になる気がした
毎年、春になると誰からともなく招集がかかって、僕たちは海岸までホタルイカを探しに行った。
満月か新月の、やたら暖かくてたぶん蜃気楼が見えるような日。別に正確なデータを持っているわけではないし、ただの遊びだったからなんとなくそんな感じかな、と思うような日に「今日あたり行きますか」となる。
パンキョウと呼んでいる、人文学部と一般教養棟の裏に僕たちのサークルの部室はある。いつからあるのかわからな
見たいのは夢じゃない/言えない言葉を突きつけられ/涙はいつか止まるもの
小説の公募に出しても、いつも一次にも引っかからないし、ウェブで公開しても閲覧数も少なくて、まして感想なんかついたこともない。傾向と対策ばかり考えて書いてもつまらないので、気分転換に好き勝手書くこともあるけれど、見直せば削除したくなるだけだった。
小説家になろうなんて、もう無理かな、と思うことがある。だが、書きかけのファイルの整理もできない。いつもそのままにしてしまう。
この前も書き上げたはいいけれ