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たまたま読んだ本038 経済評論家の父から息子への手紙 : お金と人生と幸せ 全世界株式のインデックスファンド 格差は「資本のリスク」と「リーダーシップ]から生じる
経済評論家の父が、息子に経済格差の時代を生き抜く方法を伝授する。 一言でいえば、お金に困らないで生きていく方法だ。 まえがきで、著者は、お金の稼ぎ方、増やし方で、「不利な側」には回ってほしくない。世間に流されてぼんやりと働いていると、一方的に「利益を提供する側」に回って損をする。資本主義経済はそういう仕組みになっている。また、自称お金のプロのアドバイスに従うと、すっかり「カモ!」にされるようにもできている。と、世の中の仕組みを諭すように語る。 学生は、いったん企業に就職し
たまたま読んだ本036 「お金の増やし方のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた」 結局、投資信託の分散投資になるようだ
お金を増やしたいと思うのは共通の関心事で、その増やし方のベストセラー100冊を読み比べるのはそれなりの参考になることだろう。と思って読んでみた。 同書のメリットとして、 ①投資をしたほうがいい理由がわかる。 ②支出を見直して貯蓄を増やす方法がわかる。 ③投資のリスクを軽減する方法がわかる。 ④何に投資をすればいいのか、投資先の選び方がわかる。 ⑤自分に合った投資法、節約法、貯蓄法がわかる。 ⑥老後資金のつくり方がわかる。 ⑦お金が貯まりやすい人と、貯まりにくい人の違いがわか
たまたま読んだ本032 5人の名医が実践する「ほどほど」健康術 医者も自身の健康に気を遣う。時間もお金もかけず習慣としての健康術
「医者の不養生」とは、自身の健康をあまり気にしない医者のことだが、現代はそうでもないようだ。時間もお金もかけないで、習慣として自分なりの健康術を実践しているらしい。 お医者さんの健康術とはどんなものか?本書には名医と称される5人の医者がそれぞれの健康法を紹介している。ほどほどの健康術とは、医者でなくても実践できそうな健康術のようだ。 まず、 ■「糖尿病」の名医で糖質制限を勧めるAGE牧田クリニック院長 牧田善ニ先生の健康術。 〇朝の体重で食事内容を変える。 〇昼と夜は炭水化
たまたま読んだ本031 「最高の発想」を生む方法 あの「ジャムの種類は少ないほうが売れる」の全盲の著者 最高の発想は成功事例から有用なものを選択して組み合わせること
日本のタイトルは最高の発想を生む方法となっているが、原題はTHINK BIGGER、大きく考えようという意味なのか、その意味は失敗事例ではなく、過去の成功事例をジャンルを超えた大きい範囲で調べ、その中から有効的なものを新しく組み合わせることが、最高の発想につながると強調している。 著者は「ジャムの種類は少ないほうが売れる」ことを訴えた全盲の著者で、物事は選択の種類が多いほどいいのではなく、20種以上の品数の豊富な売り場では購入者は混乱を招くので、結局6種類程度の少ないほうが
たまたま読んだ本030 新版「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物 もう安心して食べるものがない。加工食品は添加物だらけ。
以前から言われていたが、同書を見ると加工食品は添加物だらけで、恐ろしくなってしまうほどだ。 同書では、日常的によく食する食品を、どのような添加物が含まれているかにより、①食べてはいけない添加物の食品と②食べてはいけないと食べてもいい中間の添加物の食品、③食べてもいい添加物および無添加の食品など144品目を紹介し、211種類の食品添加物の種類やその基礎知識なども掲載して、添加物の辞書的役割も担っている。 厚生労働省が認可している食品添加物は、人間で安全が確認されたもので
たまたま読んだ本028 自伝小説 「トレバー・ノア」生まれたことが犯罪!?肌の色が問題。白人?黒人?カラード? 言葉がつなぐ。
白人と非白人の人種隔離政策、アパルトヘイトが存在していた南アフリカ共和国。白人より5倍以上も多い黒人は、はじめオランダに征服され奴隷とされた。その後英国の支配により、オランダ人は奥地へ追いやられ、アフリカにすむ白人住民、アフリカーナとして独自に生きてきた。元々の現地の黒人は、部族が多く気質も言語も違う。英国は部族間対立をうまく利用し、分離、隔離統治し、黒人の人権を無視するアパルトヘイトを推し進めた。 公用語も英語、アフリカーンス語、ズールー語、コサ語など11もあり、その他数
たまたま読んだ本27 「人体ヒストリア」 その「体」が歴史を変えた 人は体の部位をどのように扱ってきたのか?面白くも悲しい悲喜劇を演じてきた人類。
パスカルの「もしクレオパトラの鼻がもっと低かったら、世界の様相はすっかり変わっていただろう」という有名な言葉から、著者は、歴史の中で体の部位が果たしてきた役割やその存在が社会をどう反映しているかに関心を持った。 「旧石器時代の手」から「宇宙時代の膀胱」まで、時系列で見ていき、昔の人たちは自分の体をどう感じていたのか。自分の体をどう扱っていたのか。彼らは歴史上どんな役割を果たしたのか。などを考察していく。 ユーモアたっぷりに語る歴史上の登場人物の知られざる秘話やトリビア、エピソ
たまたま読んだ本26:「世界が分かる資源の話」資源の多い国はどこ? 牛、アボカド、半導体に共通するのは? 日本に多い資源は?
IT技術により世の中はますます便利になっていく。 でも、電気がなければ何も動かない。 そう、人の生活には様々な資源が必要だ。 同書では、電気代の高騰、石油不足、世界的な半導体不足、ロシアのウクライナ侵攻と天然ガスの関係、レアメタルの争奪戦、SDGsにエコテロリストなどなど、現在進行中の世界を正しく理解するため、そのカギとなる資源の話を進める。 まず、生きて行くために必ず必要な水の話。 水を満足に手に入れられない人々は世界には10億人もいる。彼らが1日に消費する水の量は5ℓ