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【英語】LIT流英語マスター講座 part9

 みなさまこんにちは!LITサポーターのショーンです。LIT初の超長編企画「LIT流英語マスター講座」part9と題しまして、英語が苦手なあなたに現在紹介できる最高の方法をご紹介します。
 まだ、前回の記事を読んでいない方は、こちらからお読みください!

 このシリーズを読んで、ショーンと一緒に楽しく確実な発音記号の発音方法を習得していきましょう!
良かったら最後までお読みください。

※なお、これから出てくる発音記号は国際基準であるIPA(international Phonetical Alphabet)に従って説明ています。


発音記号クイズ!

 前回に引き続き、今回も子音を学習しましょう。
 まずは恒例の発音記号クイズからです。次の4つの中で仲間はずれを一つ選んでください。
1. father
2. vegan
3. busy
4. breathe
どうでしょうか?正解は、この記事を最後まで読んでみてください!

 摩擦音/f//v/

 今回は子音の中でも「摩擦音」と呼ばれる発音を紹介していきます。下の図は摩擦で「火の粉」を作ろうとしていますが、私たちはこれから摩擦で「音」を出していきましょう!



 まずは/f//v/の2つの発音記号です。この2つ、もしかしたらすでに知っている人も多いかもしれませんね。どちらも、下唇と歯をくっつけた状態で喉から空気を出して摩擦を作り出して作る音です。よく学校では、「下唇を噛んで発音しよう」と教えてもらうかもしれませんが、実際は「噛む」ほどではなく、「当てる」イメージです。ただ、日本語には存在しない発音方法なので、初めは大袈裟にやるといいでしょう。あ、/f/と/g/の違いは無声音と有声音の違いです!下の動画も参考にしてみましょう。

 この発音記号はスペルと完全に一致していて、fish, sofa, very, advanceなどとfとvでそれぞれ使われます。単語の頭にくる/f/や/v/は大丈夫かもしれませんが、単語の途中で入ってくるやつは日本人はどうしても日本語のフやブになりがちなので意識的に練習してみてください。反対に、日本語に存在しないこの発音をマスターすれば、大きくネイティブスピーカーの発音に近づきます!
 では、ここまでの内容を踏まえて、/f/と/v/を交互に3回読んだあと、fish, sofa, very, advanceを発音してみましょう!
 OMG, great! Next!

摩擦音/θ//ð/

 続いても英語特有の摩擦音を2つ紹介します。それは、/θ/と/ð/です。これも/θ/は無声音、/ð/は有声音になります。発音の仕方としては、舌を上と下の歯の間に当てて、そこに息を出して摩擦を作り音を出します。これも、学校では「下を歯で噛んで」とか「歯で挟んで」と教わっていることが多いと思いますが、そこまで強く噛んだり挟んだりせずに、舌も出しすぎないほうがよりネイティブっぽい発音になります。が、これも日本語には絶対に存在しない発音なので、最初は大袈裟にやっていきましょう。下の動画も参考にしてみてくださいね。

 この発音記号もスペルと一致していて、think, nothing, the, otherといったように、どちらもthのスペルがあるときに出現します。/θ/も/ð/もちょっと最初はやりづらい発音記号だと思います。。。特に/θ/は息をいっぱい出さないと摩擦音が全く聞こえなくなってしまうので、しっかり空気を吐き出すことを意識しましょう!
 それでは、/θ/と/ð/を交互に3回読んだあと、think, nothing, the, otherを発音してみましょう!
Fantastic;) 

破裂音/s//z/

 どうだったでしょうか?上4つは英語上級者でもなかなかマスターが難しい発音記号なので、ぜひ何度も繰り返して練習してほしいなと思います。が、次のは簡単ですよ!
 次は/s/と/z/です。これも対になる発音記号で前者が無声音、後者が有声音ですね。発声方法としては、舌を上下の歯の間あたりに持ってきた状態で息を出して摩擦を作り音を出します。日本語のス、ズと同じ要領で若干息を多めに吹きかけることを意識しておけばオッケーかなと思います!

 この発音記号はsong, peace, zone, seasonなどで使われています。/s/はsの他cのスペルでも出現し、/z/はzに加えてsでも出現することを押さえておきましょう。スペルだけ注意すれば、発音は特に注意することはありませんよ。
 では、/s/と/z/を交互に3回読んだあと、song, peace, zone, seasonを発音してみましょう!
Unbelievable;) 

まとめ

クイズの答え合わせ

 それでは、ここまでの内容を踏まえて、最初のクイズの答え合わせにいきましょう。
1. father
2. vegan
3. busy
4. breathe
 どうでしょうか?今回の問題は、我ながら意地悪な問題でした。笑
 違いはやはり、有声音か無声音かだと考えます。まず1は、fですので無声音の/f/ですね。2もvなのでスペルと一致して有声音の/v/と発音しますね。
 さあ問題はここからです。3はスペルはsですが、発音は有声音の/z/と発音します。そして4ですが、これもthで有声音の/ð/の発音をします。よって、仲間外れは無声音の1となります!

thの/θ/か/ð/は慎重に

 今回のクイズで出た4のbreatheですが、日本語で何を意味すると思いますか?
 実は、この単語は日本語で「息をする」という意味を表す英単語です。

めちゃくちゃ似ている英単語で、「息」を意味する英単語がbreathです。

このように、thの後にeを伴って有声音の/ð/と発音し、eがない場合は無声音の/θ/と発音する単語がいくつか存在します。例えば、先ほど出てきたbathとbatheです。これもbathのthは/θ/と発音しますが、batheのthは/ð/と発音します!しかも、意味もbathが「お風呂」なのに対し、batheは「入浴する」「〜を入浴させる」という意味になります。このように、thなのかtheなのかで単語の意味までも変化させる力を持つのが、この魔法のスペルなんですね!
 ということで、今日はこのあたりで。少し長くなってしまうましたが、次回も残りの摩擦音を引き続き紹介します。お楽しみに。See you soon!

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