SDGs時代の問題解決アプローチ 3
今回のキーワードは、Positive Deviance(以下、PD)の重要な「視点をずらす」。
事例3: 佐渡島庸平氏の事例
「悩むときほど視点をずらそう」
僕は悩みや課題だけを見るのではなく、その対象を取り巻く人や環境などにも目を向けるようにしています・・・上司と私という1つの関係性だけではなく、上司と会社、上司と社会と、視点を増やしていくと、メタ的に思考せざるを得ないので、自然と自分の悩みも客観視できるようになります。そして、往々にして今まで思いつかなかったアプローチもひらめいたりするものです。
まさに、PDの「視点をずらす」です。
詳細はこちら:【佐渡島庸平】僕が睡眠と腸内環境に投資をする理由 (newspicks.com)
事例4: 若者の喫煙率を減らす社会運動の事例
今回は、米国のある市での事例になります。市長は、若者の喫煙率を減らす社会運動が失敗続きで困っていた。今までの施策としては、「タバコは危険です!!」「タバコは健康によくありません!!」という屋外広告などの一般的な内容であり、効果が乏しかった。
そこで、「あなたのタバコ代は、大手タバコ会社役員の報酬になっています」とのメッセージに変更したことで、社会に対する反逆心を持つタバコユーザーの心を揺らし、若者の喫煙率を減らしたのである。
実際のユーザーの属性及び心理を読み、PDの「視点をずらす」を意識したメッセージであった。
下記のニュースレターからも同様の内容が読めます。
SDGs時代の問題解決アプローチ (theletter.jp)
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