壮年期教員×学生

学生指導をしていると度々、教員からは学生へ、学生からは教員への

不満を聞くことがある。私のインストラクターという立場から言わせてもらうと

どちらにも納得できる、しかしどちらの味方でもない。

タイトルにもあるように昭和を生きてきた壮年期教員と令和に生きるZ世代が

分かり合えることなどあるのだろうか。

そもそも壮年期教員の時代は記録は手書きが当たり前、怒られて当たり前、

泣きながら実習をするのが当たり前の時代。だって命を扱う仕事なんだもん

これくらい当たり前でしょの時代ですね。

かたやZ世代、生まれた時からパソコン、スマホは当たり前。大事に大事に

怒られずに育つ。怒られる、泣かされようものならそれはハラスメント。


・・・その中間層である私が思うに。

お互いを理解できるわけなくない❓だって時代違いすぎるし❗️

って感じなんですよね。

でもどっちが悪いわけではない。壮年期教員が厳しい時代を乗り越えたからこそ

今の医療業界、看護教育があるわけで。

Z世代がいるから、今までこれっておかしいよねというルールや決まりが変革を

起こしていくわけで。そしてパソコンやスマホで作るパンフレットがとてつもなく

上手。本当にみんな上手。これくらい簡単、当たり前って思うかもしれないけど

自分でも気がつかないうちに「見やすさ」「色づかい」などなど考えながら作って

いるのよ、あなたたち。

てな感じでそれぞれにいいところはあるんだから認め合おうよって話。

そして壮年期の民たちにお願いしたいのは自分自身を「アップデート」

しましょうね。ってこと。時代がどんどんどんどん変わっていく中で、

あなたたちの時代の教育、経験だけでは教育というものはできないのよ。

指導者の中でも大変残念な方がいました。BMI 25から肥満に該当するのですが

ご自身の主観から「BMI 25から肥満って言うけどさ、肥満っていうのは100キロ

超えた人のことを言うのであってさ、あの患者さんは肥満じゃないよね」と

よくわからない事をおっしゃっていました。

学生は定義を調べて記録を書いているので、主観で指導はしないでいただきたい。

色々なタイプの指導者がいますが、主観で指導をすることほど恥ずかしいものは

ないです。医療はどんどんどんどん変わっていきます。その中で変わらないものも

あります。看護師だろうと教員だろうと指導者だろうと常にアップデートはしてい

きたいですね。人間もパソコンみたいに時期が来たらアップデートできたら面白い

かも。

                                                                                                                           risaco.

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