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習慣づくり、文化づくりって愛情。

博報堂のWEBマガジン CENTRAL DOT
その中に博報堂人物図鑑というものがあります。

上司、先輩に限らず、部下や後輩であっても、「この人のここが素晴らしい!」と、リスペクトしている人が社内には必ずいるもの。本企画は、博報堂社員だからこそ知っているオススメしたい博報堂のスゴイ人をリレー形式で紹介していきます。
そんなコンセプトでスタートしているこの企画。
目が留まった方がいたのでご紹介したいと思います。


せっかく考えたクリエイティブなアイデアなら、もっと後世に残るべきだし、愛され続けるものこそいいアイデアだと考えます。だからこそ、それが人の生活の中に習慣として残るようなものを生み出したいと思ったんです。

広告の業界は
起用する媒体によっては芸能人を起用したり、撮影も大掛かりだったりと
動く人の数も動かすお金の額も大変な規模になることも多い世界です。

私もゲームを手掛けていた時には、発売元の会社との広告宣伝のための費用も打ち出す戦略の量も想像を絶するものでした。
また、ゲームは移り変わりが激しく、季節ごとにまた新たなゲームが発売されます。
一次的な加速をどこまで盛り上げられるか、そこに命を懸けていました。

しかし、その一時的な広まりを作り出すものつくりに、気持ちが乗らなくなったのも事実でした。
振り替えることなく次から次へゲームを考え、プレゼンし、作り出し、売り出していく日々。想像したものをカタチにしていく面白さを体感する一方でむなしさを感じていました。

当時の私の気持ちを表現した言葉だったので、先ほどの記事には胸が震えました。

長く愛され、人の生活の中に習慣となるもの
=文化となるもの

長く愛され、文化にすらなるようなものを
この一生のうちに生み出すことができたら、どんなに幸せだろう‥

そこまで考えられて、想いをこめて
世に打ち出されたクリエイティブ。
そんな人の心を打ち続けるものをつくろう。

一言でいうと、習慣づくり、文化づくりって愛情のかたまり。

世の中はたくさんの愛情で満ち溢れているなあと見方が少し変わった瞬間でした。
キラキラした世界にするのも、自分のものの味方。

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