ねぇ、「おおきなかぶ」って知ってる? しってるよ。昔からあるほんだよね。 いまでも現役のほんだよね? そうだね、確かにロングセラーだね。何十年も前からあるほんだね。 「おおきなかぶ」って良く知らないから教えてくれない? 結構有名だけど、聞いたことないの? それが、ないんだよね。かぶには詳しいつもりだったんだけど。 じゃあ教えてあげるね。はじめにおおきなかぶをおじいさんが見つけたんだ。そしてかぶをぬこうとしたんだけど、どんなにがんばってもぬけなかっ
この冬、最新の超大型空気清浄機エレファントが発売された。 この清浄機エレファントには、その名どおりゾウの大きな鼻のような、巨大な吸い込み口がついており、人体に悪影響がある菌やウイルスを見つけると直ちにゾウの鼻がそれを吸い込み、それらを除菌する。 それだけではなく、人体に悪影響があると予測したモノは何でも吸い込み、除菌したあと室内に戻してくれる。例えば、帰宅してスマホに菌が付いていたらスマホごと吸い込み、除菌したあとスマホを室内に吐き出すというわけだ。またどうしても除菌が不可能
たったひとつの本当の自分などは存在しない。ひとりの人間の中には、複数の分人(ぶんじん)が存在している。家庭での分人、職場での分人、学校での分人、親友といるときの分人・・・、あなたという人間はこれらの分人の集合体である。 これは、小説家である平野啓一郎氏が「分人思考」という本の中で述べた考え方である。 あなたはドラクエのパーティーだ。 勇者ではない。 勇者であり、賢者であり、魔法使いだ。 会社員ではない。 会社員であり、友人であり、子であり、親であり、後輩であり、大切な話
今日は「笑い」のお話。 先日、哲学者のベリクソン先生(1859-1941)が書いた本に出会いました。 そのタイトルは 「笑い」 「哲学」と「笑い」、なんとなく違う世界に属しているもののように感じます。哲学者が大爆笑しているイメージ、あんまりないですよね。 さてさて、一体どんなことが書いてあるのでしょうか? 早速読んでいこう。 はじめに書いてあったのがこれ オレ哲学者だけど、オマエらの些細な笑いに敬意を持って接していくからヨロシク!ベリクソン先生は、「哲学」が日常
今日はニーチェの「神は死んだ」のお話です。 勉強、スポーツ、ゲーム、なんでもがんばるデキすぎる人、クラス1人はいますよね。 このデキ君は、自然となんでも頑張れるので、どんどんデキるようになっていきます。 どんどんできるようになっていくデキ君を「超人」とよびましょう。 デキ君はやればやるほどできるようになっていくことに喜んでいて、さらにやります。この姿勢を「力への意志」と名付けましょう。 一方、勉強、スポーツ、ゲーム、なんにもがんばらない、ノビてしまっている人もいます
「人の気持ちなんてわかるわけがない」 この言葉には、心理学者の河合隼雄氏の「こころの処方箋」という本で語られていた。 「人の気持ちはわからないのだけど、仲間外れを避けるにはどうすればいいか?」入学や転校、部活への入部、就職など、新しい組織に属するとき、無意識にこのことを考えてきたように思う。 そこで身に着けた生存戦略、それが「儀礼」であった。新しい組織に属するとき、その組織の「儀礼」を探した。 それは、「昼休みのサッカー」「町の夏祭り」「金曜日の飲み会」「説教」であっ
2050年、便利な時代になった。 人は考える必要がなくなった。 使わない知識や言葉は忘れていくが、特に問題はない。 各組織の複雑な思考回路を人工知能が学び、最適なアルゴリズムを構築し、すべてのモノ、システムを日々発展させてくれるのだ。 研究開発は急速に進んだ。調理ロボットが家にいて、自動車は宙に浮く。 ところが、役所だけは30年前と何も変わっていなかった。 ふと、エヌ氏は不思議に思った 「なんで役所だけは書類と印鑑が必要なんだろう?まぁいいけど」 先日、各組織
はじめに「食事」の話をしたいと思います。 みなさん、「食事」はいいことだと思いますか? 「食事はいいこと、というの変な言い方だな。食事は必要だけどね。」 「食事といっても何を食べるかで変わってくるよね。」 そんな声がきこえてきそうです。 では、「食事」は何のためにあるのでしょうか。 一番の理由は「食べることによって、栄養を得るため」ですね。 「食べる」という手段をつかって、栄養を得ているのです。 次に「読書」の話をしたいと思います。 みなさんは、「読書」はい
きょうは読書についての話をしたいと思います。 みなさんは本を読みますか? それはどんな本ですか? 自分の興味関心のある分野の本を読む人が多いみたいですね。 「読み」はおおきく2種類に分けられます。 「アルファ読み」と「ベータ読み」です。 「アルファ読み」は、「すでに知っていること」について書かれた文章を読むことです。別名「それわかるー」読み。 例えば、ジャニーズ大好きな人が、ジャニーズについてネットニュースを読むことは、ほとんど「すでに知っていること」についての文