2019年に摂取した諸々 #美術館・博物館巡り
と、そういうわけで。noteに纏め始める以前の分も合わせて、今年摂取してきた諸々から各月1本ベストをPUしてみようという試み。
【１月】
森アーツセンターギャラリー
新・北斎展
新・北斎展
— 小日向悟 (@PegasusSK02) January 26, 2019
森アーツセンターギャラリー
北斎満載。北斎の画業で触れられていないのは春画だけと言う贅沢な展覧会。
富士越龍図、雲龍図、雲龍の虎図は後期展示らしいので、もう一度来ねば。 pic.twitter.com/mJhGnR6rL0
新・北斎展
— 小日向悟 (@PegasusSK02) February 24, 2019
森アーツセンターギャラリー
富士越龍図、雲龍図、雨中の寅図を観る為に再訪。ほとんど総取っ替えになってて、北斎の凄さを思い知る。
それはそうと、百物語はもっと評価されて良かったはず。 pic.twitter.com/NNUjjouR4n
1/17～3/24
【２月】
東京都美術館
奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド
奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド
— 小日向悟 (@PegasusSK02) February 24, 2019
東京都美術館
盛り沢山で楽しすぎる…。これ、後期も来ないと駄目な奴だ。
芦雪がこんだけまとまって関東で観られるだけでも価値が有りすぎる。 pic.twitter.com/3cY3aJB2ak
鶏図押絵貼屏風
— 小日向悟 (@PegasusSK02) February 24, 2019
葡萄図
仙人図屏風
虎渓三笑図
群猿図襖
龍図襖
なめくじ図
方広寺大仏殿炎上図
すたすた坊主図
貝図
ここらが今展の推し作品
奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド
— 小日向悟 (@PegasusSK02) March 21, 2019
東京都美術館
二回目。
何度でも言いますが、若冲はゆるい小品や水墨が面白い。
芦雪の狗子図って、自由でお行儀よくないのよね。でもだからこそ“らしく”て可愛い。 pic.twitter.com/JHV0X7lNCV
2/9～4/7
【３月】
太田記念美術館
小原古邨
小原古邨
— 小日向悟 (@PegasusSK02) February 24, 2019
太田記念美術館
羽音や鳴き声が聴こえそうな生き生きとした花鳥画もよかったが、初級の風景画の小品にも優作が。厳島神社の夜景図が良かった。 pic.twitter.com/QzlZfBjzsE
小原古邨
— 小日向悟 (@PegasusSK02) March 10, 2019
太田記念美術館
二回目。
生き生きとした物語がうかがい知れる作品の数々。画稿や試刷を観るに、祥邨期の作風は版元の意向に依るものが大きそうだが、同時期に手掛けた豊邨名義の作品は古邨の作風に近い。色々と背景を想像させられて面白い。 pic.twitter.com/FcUQqtDojz
2/1～3/24
【４月】
東京国立近代美術館工芸館
The 備前―土と炎から生まれる造形美―
The 備前―土と炎から生まれる造形美―
— 小日向悟 (@PegasusSK02) April 21, 2019
東京国立近代美術館工芸館
偶然と必然のせめぎあいが魅せる美。土と火の色しかないが、だからこそ美しい。 pic.twitter.com/p6PbXhPXIO
2/22～5/6
【５月】
府中市美術館
へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで
へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで
— 小日向悟 (@PegasusSK02) March 21, 2019
府中市美術館
いきなりの禅画ラッシュから家光公三部作の破壊力。満遍なくちりばめられた芦雪に水墨＆ゆる若冲。ラインアップが俺得過ぎるので後期も来ます。 pic.twitter.com/XkWHHGx3RW
しかし、家光公の絵が味わい深い。上手くはないんだけど、上手下手を超越して独自の味を確立しており、つよい。
— 小日向悟 (@PegasusSK02) March 21, 2019
へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで
— 小日向悟 (@PegasusSK02) May 4, 2019
府中市美術館
ビッグネームのちょっと捻った作品も魅力ではあるのだが、本展の本当の見所は殿様の絵にあると見る。
家光・家綱親子の描こうと思えば習ったようにちゃんと描けるけど、それはそれとして自分の描きたいように描くという画風が趣き深い。 pic.twitter.com/aYkPu9fsd5
3/16～5/12
【６月】
横浜美術館
横浜美術館開館30周年記念 Meet the Collection ―アートと人と、美術館
横浜美術館開館30周年記念 Meet the Collection ―アートと人と、美術館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) June 21, 2019
横浜美術館
全館、全所蔵品総ざらいの贅沢な展覧会。いのちの木が凄い。 pic.twitter.com/HTI7RS85H5
4/13～6/23
【８月】
小杉放菴記念日光美術館
平木コレクション 木版画で旅するにっぽんの風景 ―吉田博と川瀬巴水を中心に―
平木コレクション 木版画で旅するにっぽんの風景 ―吉田博と川瀬巴水を中心に―
— 小日向悟 (@PegasusSK02) August 21, 2019
小杉放菴記念日光美術館
やはり巴水は良い。透明度の高い空気感がたまらない。土屋光逸の作品が観られたのも有難い。 pic.twitter.com/zC6fBDlUvG
7/13～9/8
【９月】
東京藝術大学大学美術館
円山応挙から近代京都画壇へ
円山応挙から近代京都画壇へ
— 小日向悟 (@PegasusSK02) August 17, 2019
東京藝術大学大学美術館
近代日本画と円山四条派の作品が並んでて、違和感が無い。応挙の偉大さ思い知る。櫻谷の山水図が絶品だったのだが、前期のみ展示なのね、残念。 pic.twitter.com/6fBOsag2fg
東京藝術大学大学美術館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) September 14, 2019
円山応挙から近代京都画壇へ 後期
二回目。応挙絶筆の保津川図、急流の躍動感が素晴らしい。山元春挙の瀑布図大画面を大胆に使ったダイナミックさが好き。櫻谷のしぐれ、これぞ櫻谷。大好き。 pic.twitter.com/T3Coq2dyqJ
京都国立近代美術館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) November 16, 2019
円山応挙から近代京都画壇へ
3回目だが、ヤバい。
お膝元での開催を舐めていた。明らかに東京展よりボリュームUPしてる。春挙の瑞祥とか、狙仙の雪中燈籠猿図とか藝大美術館じゃ観てないぞ…。 pic.twitter.com/pRFsmZpGhu
8/3～9/29東京藝術大学大学美術館、11/2～12/15京都国立近代美術館
【10月】
サントリー美術館
黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 －美濃の茶陶
サントリー美術館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) October 26, 2019
黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 －美濃の茶陶
開幕卯花墻で展示構成大丈夫か？と一瞬不安がよぎったが、美濃の魅力はそんな甘いものではなかった…。
どいつもこいつも一生見ていられるぞ…。 pic.twitter.com/ncP1dFeQG2
9/4～11/10
【11月】
国立民族学博物館
驚異と怪異――想像界の生きものたち
国立民族学博物館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) November 16, 2019
驚異と怪異――想像界の生きものたち
古今東西幻獣大集合。盛り沢山で楽しすぎる。三次もののけミュージアム一度行きたいなぁ。 pic.twitter.com/C82d4t0Ikx
8/29～11/26
【12月】
太田記念美術館
ラスト・ウキヨエ 浮世絵を継ぐ者たち ―悳俊彦コレクション
太田記念美術館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) November 3, 2019
ラスト・ウキヨエ 浮世絵を継ぐ者たち ―悳俊彦コレクション
この展覧会を待っていた！彫り・刷りの技術が頂点を極めた明治浮世絵。浮世絵版画の到達点はもっと評価されるべき。 pic.twitter.com/FPGhedMd2k
太田記念美術館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) December 13, 2019
ラスト・ウキヨエ 浮世絵を継ぐ者たち ―悳俊彦コレクション
2回目。浮世絵の到達点とも言うべき、明治以降の浮世絵はもっと評価額されるべき。 pic.twitter.com/hXti3vmkxY
11/2～12/22
と、こんな感じとなりました。年間ベストは２月に上げた奇想の系譜か、９月に上げた京都画壇か。振り返ってて気づいたけど、７月は何処にも行けてなかったんだなぁ…。
選外時点】
国宝 東寺ー空海と仏像曼荼羅
— 小日向悟 (@PegasusSK02) April 27, 2019
東京国立博物館
正に仏像ワンダーランド。明王連中のパワが凄い。帝釈天騎象像は端正という言葉がよく似合う。 pic.twitter.com/sBnteTXLqw
六古窯 ―〈和〉のやきもの
— 小日向悟 (@PegasusSK02) May 4, 2019
出光美術館
六古窯を中心に日本のやきものが何処から影響を受けて、どう発展してきたかを見る展覧会。
会場の頭に展示されてた越前の双耳壷が日本人のやきものに対する美的スタンスを端的に表しているようで良かった。人の作為の及ばぬ自然の偶然のみがなし得た美。 pic.twitter.com/kuMDQJpA3x
東日本大震災復興祈念 伊藤若冲展
— 小日向悟 (@PegasusSK02) May 5, 2019
福島県立美術館
水墨の優品が揃う非常に俺得な若冲展。若冲の筆運びの妙を存分に味わえた。 pic.twitter.com/Jjh5ZOgSSd
吉村芳生 超絶技巧を越えて
— 小日向悟 (@PegasusSK02) May 18, 2019
美術館「えき」Kyoto
また、画家と出会えた。
写実の向こうに彼は何を見ていて、何を伝えたかったのだろう。 pic.twitter.com/8ynuPbPr7p
美を競う 肉筆浮世絵の世界
— 小日向悟 (@PegasusSK02) May 19, 2019
京都文化博物館
美人画を中心とした肉筆画オンリーの浮世絵展。レアな上方や地方の浮世絵が纏まって観られるのは貴重。 pic.twitter.com/J3sYx3W3WC
横浜美術館開館30周年記念 生誕150年・没後80年記念 原三溪の美術 伝説の大コレクション
— 小日向悟 (@PegasusSK02) August 11, 2019
横浜美術館
看板に偽り無し超級の孔雀明王図には間に合わなかったが、観山の弱法師の前に全語彙力が喪失した。何、あの美の暴力。 pic.twitter.com/AlfCbgRKWY
三井記念美術館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) November 22, 2019
茶の湯の名碗 高麗茶碗
御本と半使、新たな知識が得られた。井戸、蕎麦、伊羅保、そう言う高麗らしい日常の雑器らしさを残した作品が好き。 pic.twitter.com/9ItVDOYl1s
東京国立近代美術館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) December 1, 2019
鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開
至高の美人画空間。美人を描くのが美人画ではなくて、画家にとっての“美人”とはなにかを描き現すのが美人画なのだなぁ。 pic.twitter.com/UGXe8aHAWx
山種美術館
— 小日向悟 (@PegasusSK02) December 13, 2019
東山魁夷の青・奥田元宋の赤 ―色で読み解く日本画―
素晴らしき色彩世界。魁夷・元宋はもとより、それ以外の展示作の山種美術館の代表的所蔵品揃い。個人的な拾い物は高山辰雄の中秋。 pic.twitter.com/iBtk99H5k1