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#40 もしもの話


Q:もしも今の記憶を持ったまま、過去に戻れるとしたらいつに戻りたいですか?


 最近、早朝に2時間くらい歩くことがあって歩きながらずーっと「いつがいいかなぁ」と考えていました。

人生は自分の選択の積み重ねでできている。と最近強く思います。

いくつかの戻りたいなと思った「点」があるのですが、すべてを書くとわたしってなんて小さいやつなんだと悲しくなるので、その出来事の共通点について、書きます。(笑)


 わたしが戻れるなら戻りたい「点」のまずひとつめ。

ざっくり言うと、自分の意思を無視して決めた選択

忘れっぽい私は、戻りたい「点」を思い出すことが難しかったのですが

思い出した1つは自分はこうしたかったけどできなかった「点」でした。

とはいえ、本当に小さなことばかりです。

 例えば、中学生の頃。部活で大事な試合の前の日に、自分のペースで過ごしたかったのに家族で一日中出かけないと行けなかったとき。「今思えばなんて小さなことなんだ。絶対それは試合とは関係ない」って思えるのですが、当時の私は試合前日のルーティンみたいなものを決めていて、それが崩されることが大嫌いでした。ルーティンが崩れたわたしのメンタルはいつもよりも弱くなってしまい、翌日の試合では実力以上の力は発揮できなかったことを覚えています。

わたしにとっては大事なことだったので、「自分は行かない」と言えば良かったなぁと思ったことを思い出しました。


もう一つは、消去法で選んだこと。

私はもともと左利きでした。

小さい頃にお母さんに「空手か習字、どっちの習いごとをしたい?」と聞かれたことがあります。

当時、ちょっかいを出してくる幼なじみの男の子がいて、ちょっと苦手でした。空手の教室にはその子がいるからという理由で、わたしは習字を選びました。

そして、毛筆では左利きから右利きに矯正する必要があるので、私は習字を始めたことで今は両利きになりました。

 その頃は、何も考えずに選んだことなのですが、左利きのままでいたかったなぁと少し思います。だから、もし今あの頃に戻れるならわたしは空手をしたい、あわよくばその選択肢以外の習い事をしたいなと思います。

 両利きになって便利なことも沢山あるのですが、ベースは右利きにしたことで、いろんな可能性をなくした気もしています。そんな大げさなものではないけど、戻れるとしたら左利きのままがよかったなと思います。



本当にしょうもないことなんです。

その「点」に戻ったからと言って、今が大きく変わるかどうかも分かりません。


好きな映画のひとつに「アバウト・タイム」という映画があります。


ずっと自然の中を歩いているとき、この映画のようにもし「今」をやり直せるのなら……と考えてみました。


きっとやり直した先でも、自分の意思を無視して決めた選択をしたり、消去法で選択したことは、やり直したいと思うんじゃないかなぁと思います。

みなさんは「いつ」をやり直したいですか?

わたしは、いくつかあって、上の2つの共通点を見つけました。この2つの点は、後悔する理由とも同じだと思います。

 あと、誰かに何か言われて決めたことも、誰かのペースに合わせることも、全部最後は自分で決めています。だからもしそれを自分が良いと思っていないならやらない方が良いかもしれません。しかし、そのときに「面倒くさいから」という理由で、やらないことはまた違う後悔をするのでわたしは自分以外の人にも関係してくることは、慎重に決めたいなとも思います。



楽をする選択ではなく、自分の声を聞いて、自分以外の誰かではなく自分が「良い」と思った選択をしていきたいなと思います。



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