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今年は「立春のパネトーネ」に
2月3日、イタリアでは(北部ロンバルディア州を中心に)聖ビアージョの日に因んで、クリスマスに取り分けておいたパネトーネを食べる風習がある。
例年は日本の節分と重なるのだが、今年は一日ずれて立春となった。
朝、無病息災を願ってひと口。
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もぐもぐと食べ終わってから、「そういえば今年の恵方は西南西だったな」と、Google mapsで方角を調べてみたら、なんと、ちょうど座っていた向きはぴったり西南西だった。縁起がいいかも!
とはいえ、節分は昨日だったわけで、そもそもこれは太巻きでもない。
さらに、このパネトーネはクリスマスに切り分けた残りではなく、最近開けたものなのだ。うーむ。
クリスマスには私が切り分け作業を仰せつかった。たくさん食べたい人(義父)もいるし、少しでいいという人もいるため、均等にはせず、適当に大小違いをつけて切り分けた。それが偶然、ちょうど人数分に。
取り分けなければならなかったことに気づいて、途中で「あー!」と声を上げるも時遅し……わりと縁起に重きをおく家族であるので申し訳ないことをした。
ともあれ、気は心。ご利益は10分の1もないかもしれないが、やらないよりはマシである。そう思って気分よく過ごすのが得策な気もしている。
心機一転、元気にまいりましょう!