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完熟トマトとパプリカで|夏の名残りのパスタソース

先日の畑のセルフ販売所のトマト

半分はその日のうちにサラダに


おいしくいただいたが、翌日、残した半分が急にシワッと柔らかくなってしまった。
完熟の状態まで畑で育っていたためだろうか。

ということで昨日はそれでパスタのソースを作ってみた。
同じく採れたてセルフ販売所のパプリカも使う。このパプリカ、ちょっと形が変わっている。トウガラシの親分のように大きく細長い。長さとしては20cmほどだろうか。(写真なくてすみません)

大小さまざまなトマトは適当に薄くざく切りに、パプリカは横に薄切りにした。

パプリカの切り口がかわいい

これをフライパンに入れ、塩少々とオリーブオイルを回しかけ、蓋をずらしてのせ、ただ火にかけておく。
普段、生のトマトでも缶のトマトでも瓶詰めのピューレでも、トマトソースを作るときには砂糖をひとつまみ足すのだが(酸味とえぐみを和らげるためといわれる)今回はトマトもパプリカも十分甘いので省く。

トマトからたくさん水分が出るので、自然に「オイル煮」のような感じになる。

暗くてすみません

さすが採れたて完熟のパワーは絶大で、家中が夏の香りになった。
パラリンピックの水泳を応援しながら、ときどき様子を見に行く。


あとはパスタを茹でて和えればいい。

ところが、できあがって「いただきまーす」と、ひと口め……

「かたーい!」

アル・デンテとかそういうのではない硬さ。むー、おかしいぞ。

はっとして、棚にしまったパスタの袋を見てみると、

やられたー!
「9」の数字を見て、茹で時間9分と早とちりしてしまった。だって、だいたい茹で時間ってこのあたりに書いてないですか?
正しくは上の方に書いてある「14分、アル・デンテの場合は12分」なのだった。
それじゃ硬いはずだ。

では「9」は何だったのか。
よく見れば「9 ORE=9時間」とある。茹で時間が9時間なんてことはなく、これは9時間乾燥させたもの、ということだ。
だから何だというのかよくわからないが、「ゆっくり乾燥させています」と謳っているから、9時間は通常より長く、それはよいことなのだろう。
勉強になったが、紛らわしいところに書かないでほしい。

まあ食べられないほど硬くはなかったし、濃厚な夏の味と香りのソースは滋味深く、おいしくいただいたのでよしとしよう。

しかしまた今回も釣りタイトル気味になってしまった。嘘は書いていないが、いいところに寄せている。
より内容に沿ったタイトルをつけるとすると、
「傷みかけのトマトで夏の名残のソース|茹で時間を間違ったパスタと」あたりになるだろうか。
あれ、なかなかいいかも?


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