ラインとモーゼル、ふたつの川の交わるところ
3日間の鈍行列車の旅レポ。
今日は思いがけず訪れることになったコブレンツでの夕方散歩の話を。
前回はこちら↓
コブレンツはライン川とモーゼル川、2つの大きな川が交わる要所として、ローマ帝国時代から栄えた古都。
コブレンツ(Koblenz)の名は、ラテン語の「Cōnfluentēs (合流する)」が語源だそうだ。
ライン川にモーゼル川が合流する岬のような形状になった地点「ドイチェス・エック(ドイツの角)」は人気のスポットになっている。
13世紀、ドイツ騎士団がこの地を拠点としたのを記念し、ドイチェス・エックと呼ばれるようになったらしい。いまひとつピンとこないがまあいいか。
そして岬状の部分の先端。
この先端からくるっと後ろを向いて撮ったのがこちら。
上の写真、奥に巨大な銅像が建てられているのが見えるだろうか。近くから撮ってみた。
馬に乗っているこの方 (逆光でよく見えずすみません)、ドイツの大きな銅像といったらビスマルク、ということが多いのでこちらもそうかと思いきや、初代ドイツ皇帝「ヴィルヘルム1世」(1797-1888)だった。
岬の両端にずらりと並んで掲げられているのは、ドイツ各州の旗。
ここはヴィルヘルム1世のもとでドイツがひとつになったという協調と平和を象徴する場所になっている。
だいぶ日も短くなってきた。
暮れゆく夕陽を眺めながら旧市街に戻る。
お天気にも恵まれ、よい一日になった。