秋の終わりの「玉ねぎケーキ」|また産直カフェ
日曜日に行った産直カフェ。
そのときに見たこちらの看板が気になって、木曜日に再訪した。
「Zwiebelkuchen(ツヴィーベルクーヘン)」は玉ねぎケーキ。玉ねぎのおいしさを味わうキッシュのようなものといえばいいだろうか。
「Neuer Wein(ノイヤーヴァイン)」は直訳すると新ワイン。夏の終わりに収穫したぶどうで作られる発酵途中のワインのことだ。まだ甘みが強くほぼジュース。アルコール度は1%ほどだろうか。玉ねぎケーキとセットで楽しむのがドイツの秋の定番となっている。(下の記事を参照ください)
このセットが特別オファーで5.50€。ノイヤーヴァインは搾りたてリンゴジュースに変更可。
じつはこれらは秋の初めのものという印象で、すでに季節外れの感がある。(あと2週間で解禁となるボージョレー・ヌーヴォーは今年のぶどうで作られた新酒ですが、すでに「ワイン」になっていますね)
この店はペット同伴可となっているため、だいたいいつも大小さまざまなワンちゃんがいる。それから近所の住むお友達同士だろうか、小さな赤ちゃん連れのママさんもいた。そういう時間、大事ね。
さて、まずはキリッと冷えたノイヤーヴァインが出てくる。
これまで「ぶどうというより梅シロップの味がする」と思っていたが、こちらのものはりんごジュースのようだった。
そしてツヴィーベルクーヘン。
燻製ベーコンのような「シュペック」入りか、なしか選べたが、同じ値段なので「あり」のほうにした。(小市民)
おいしそうなZimtschnecke(シナモンロール)が出ていたのでお土産にした。
夏の暑い時期に歩いた道にも、もう冷たい風が吹き抜ける。
午後2時の気温は7℃。暦通り、冬の始まりだ。
もう秋は終わったのだと観念して、来る冬を愛でていこうと思う。