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雪を踏みしめて歩く

年々、ドイツの各地で雪が少なくなる傾向にあるという。
最近はこのあたりも降ったとしても市街地に雪が残ることは珍しく、よく行く近くの山の森もまだ雪化粧は見られない。

どうにも雪が恋しくなって少し遠出したことを昨日つぶやいた

標高900mほどの山だ。
気温はマイナス3℃。歩くにはちょうどいい。

氷のつき方から、普段は風の強いところらしいことがわかるが、幸い昨日はほぼ無風だった
午後からは晴れ間がのぞくという予報は当たらず
野生の低木のブルーベリー

きゅっきゅっきゅっきゅっ……雪を踏みしめて歩く音だけが響く真っ白な世界。
心が「しん」と静かになり、雑念はだんだんと遠ざかる。

……というのは、久しぶりの雪散歩で、転ばないように集中していたせいもあるかもしれないが(笑)、どこか気持ちがリセットされる感じは雪のおかげではないかと思っている。

住む地域に大雪が降ったりすれば、雪かきやら買い出しやらが大変だと大騒ぎする私が目に浮かぶが、やはり雪が少なくなっているというロシアでの街頭インタビューで、「雪は困難をもたらすこともあるけれど、真っ白にならない世界は私たちにとって完全ではない」と答えた年配の女性の気持ちも少しわかる気がする。

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