
要注意!強みが弱みになる時代
今日(2021.09.16)残念なニュースが飛び込んできました。
フォークデュオ「風」の久保やんこと「大久保一久さん」が
亡くなりました。
71歳だったそうです。
1979年、
風の活動休止後はソロ活動を続けていたそうですが、
2008年に脳血管障害を発症し、
その後、脳梗塞を患い、闘病生活を続けていたとのことです。
残念のひとことです・・・
風といえばデビュー曲「22才の別れ」が大ヒット。
その後も「あの唄はもう唄わないのですか」「ささやかなこの人生」
などヒットを連発しました。
そして、風で思い出すのが、中学2年生の文化祭です。
当時は私は、フォークギターで洋楽を弾いていたマセたガキでした。
イーグルスのホテルカリフォルニアとか、
キッスのハードラックウーマンとかです。
邦楽なんてバカにしていた生意気な中学生でした。
ところがその文化祭で、1学年上の中学3年の二人が
風の「ささやかなこの人生」を歌ったのです!
多感だった私は、超感動してしまって風のファンになりました。
そして、中学3年になったら、必ず文化祭のステージに立つぞ!
と決心しました。
そんな青春時代の思い出の1ページが風の「ささやかなこの人生」です。
私が中学生の時、空前のフォークギターブームでした。
何とギターメーカーがテレビCMを流していた時代です。
一番有名なのは「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない!」
でお馴染みのモーリス楽器です。
ご存知の方も多いでしょう。
年齢がバレます・・・
正式な社名は「モーリス楽器製造株式会社」す。
1967年に創業して、1970年代のフォークブームにおける
ギター生産の一翼を担いました。
かまやつひろしをキャラクターに起用したテレビCM
「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」という憶えやすい
キャッチフレーズが功を奏し、年間30万本ものギターを製造していました
キャッチフレーズは大切です。
さらに、1980年前後はオールナイトニッポンのスポンサーとなり、
アリスの堀内孝雄がCMキャラクターとして出演していました。
【ラジオCM選】モーリスギターアリス 1976?81年
https://youtu.be/51m08terI_o
その後、フォークブームは下火になります。
そして現在、ファインガーピッカー向けシリーズをメインに
良質な高級ギターブランドへ転換しました。
※フィンガーピッカーとはギターの奏法のことで、風の22才の別れが
まさにフィンガーピッカーです。
キャッチフレーズは「新生Morris~大量生産から、半手工品へ~」です。
今から45年前のフォークブームの時は、入門編ギターの大量生産が
強みでしたが・・・
今は、フィンガーピッカーというマニアックなギタリストを対象にした
半手工ギター製造が強みです。
時代が変われば、強みもこれだけ変わります。
普遍的な強みなどありません。
ですから、
環境が変われば、強みは弱みになりますし、弱みは強みになります。
強みも弱みも変動的なものだと認識してください。
それで!
コロナ禍で環境が大きく変化しています。
ですから、あなたの会社の強みだと思っていたことが
弱みになっていたり・・・
逆に弱みだと思っていたことが強みになっていたり・・・
そんなことが起こっているかもしれません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メルマガ「社長の大学」の登録はこちらから
https://www.linkagemic.com/mailmagazine
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
YouTubeチャンネル「社長の大学」はこちらから
https://www.youtube.com/channel/UCPtBCiFhkj1lkaurZsoz64g
いいなと思ったら応援しよう!
