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会社に縛られない生き方

経営者ならばおわかりだと思いますが、
昔に比べると経営が難しくなってきました。
年々、それを感じます。
そこで今日は、経営が難しくなった原因をわかりやすく解説します。


戦後、日本は終身雇用と年功序列というシステムを導入して、
会社員(サラリーマン)という概念を生み出しました。
会社員という概念が凄いのは、
一旦会社に就職すれば会社が一生面倒をみてくれところです。
このようなシステムは、経営の世界に於いて稀だと言えます。

また、会社に勤める社員も、
自分の明るい未来を計画することができました。
高校や大学を卒業して会社員就職します。
25歳主任になり、30歳までには結婚をします。
そして、子どもが生まれて数年経つと
ウン十年ローンを組んでマイホームを建てます。

順調に子どもが成長して高校・大学と進学します。
子ども一人前になり、結婚をして孫が誕生する頃になると定年退職です。
退職金をいただき、悠々自適に年金生活を送る。
会社に就職すると、このような人生を設計できたのです。
素晴らしいシステムとしか言いようがありません。


ところが、核家族化と個人主義が当たり前になり、
生きる価値観も人それぞれという時代がやってきました。
それが決定的になったのは、
インターネットが普及し始めた1990年代後半です。
私たちはマスコミを通さなくても、
世界の情報をリアルタイムで入手することができるようになりました。

さらに、この動きを加速させたのは「ブログ」や「SNS」です。
個人が自由に情報発信をすることが可能になったのです。
このような流れの中、会社経営は社員一人ひとりの価値観や生き方に
対応することが求められました。

その結果、様々は経営手法や経営ツールが開発され、
流行っては消え、消えては登場する繰り返しです。


ここで重要なことは、会社と社員の関係です。
かつてのように、会社が明るい未来を提示できた時代は
社員のエンゲージメントは高く、会社からの指示命令が機能しました。
ところが今は、会社が明るい未来を提示できないばかりか、
十人十色の社員のマネジメントもとてつもなく難しくなりました。
また、一生面倒見れないから副業を解禁するということにもなりました。
会社と社員の関係は180度変わったといっても過言ではありません。


このような会社と社員の関係の中で、
社員は大好きな仕事をしているわけではありません。
むしろ、我慢しているケースがほとんどでしょう。
もちろん、自分の能力を発揮できるかといえばノーです。
発揮できる人は大変ラッキーです。

ですから、会社経営はどんどん難しくなってきたのです。
製品のライフサイクルでいえば完全に衰退期です。
そのそも、経営手法や経営ツールが次々と開発されるなんてこと自体が
成熟しきっている証拠です。
なおかつ、決定的な経営手法があるわけではありません。
つまり、会社が機能不全に陥っているのです。
では、どうしたらいいのでしょうか?


このまま会社に勤めるのもひとつの方法ですが、
基本は会社からの指示を実行するだけです。
それが嫌ならば自分の意思で生きることです。

たとえば、SNSなどの情報発信ツールを駆使して、
自分の好きなこと、おもしろそうなこと、得意なことを発信していく。
今のSNSは誰にでもバズるチャンスはあります。

ポイントは、自分の好きなこと、おもしろうそうなこと、得意なことを
情報発信するのです。
自分の意思で行動してください。


「みんなが就職するから勤める」
「儲かるからやる」
「上司に言われたからやる」
という考えでは、きっとあなたの人生を充実させることはできません。

「やりたいからやる!」でいいのです。
そこに明確な根拠など必要ありません。
衝動に突き動かされることも大切です。


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長谷川博之
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