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なぜ共感サークルを開催するのか?

なぜ共感サークルを開催しているのか?

人とのつながりや関わりが難しくなる場面でまずなにより自己共感がとても大事だと思うからです。

自己共感できて、脳や神経系、身体が落ち着き、安心していくと相手のことに耳を傾けられるようになる。

その体験と実感がとても大事だと思っている。

それぞれ違う世界観の中で生きている

共感サークルでは

  • 同じ内容やできごとでも感じ方、ニーズが違うこと

  • 自分とは違う感じ方、ニーズでもその感情とニーズは共に感じられること

が体験できて、実感できる。。

それぞれの世界が在る。
どっちが正しいという世界ではない。

この理解と実感が人との関わりでとても大事だと思っています。

下記の図は共感サークルでそれぞれの世界が在ることを説明する時に使っている資料です。

お母さんが子どもにムカッときた時、
お母さんにはお母さんの感情とニーズが在る。

そして同時に子どもにも感情とニーズが在る。

ここを体験して、実感していくと正しさを押しつけて会話するのではなく、お互いを聴きあうことで見える世界や気づくことが在ることを感じられると思います。

本当に一人一人違います、

またなんでこんなことやるの?と思うことが在っても、それはその人の内的世界では正当な理由が在る場合がほとんどなんだとNVCやメンタルモデルの世界に触れることで感じてきました。

過去の痛みや怖れからこうあるべきというルールがあったり、二度と痛みや怖れを体験しないように回避行動が在ったり、認知の仕方が在ります。

それを評価や否定、強制することで、その人の自己信頼や他者信頼が減ってしまったり、安心して自分で居ることが難しくなったり、挑戦や選択が怖くなってしまいます。

それは共感的に聴かれたり、問いを投げられることで気づける場合が在ります。

無意識の中に在って、普段は気づけない感情とニーズが在る。

共感サークルでは聴き手が話し手のニーズを感じ取り、そのニーズカードを話し手に渡します。

そこでハッと気づくことが在ります。

また話し手の感情とニーズを感じることで自分にもその感情とニーズが在ったと感じ取れるという体験も起こります。

そうやって無意識だったり、無かったことにしてきた感情やニーズを感じる体験がとても大事だと思っています。

自分の反応を理解し、共感することで相手の中に在ることを深く聴くことができる

パートナー、子ども、親、友人、職場、地域。

人と人が関わる時に違っても大丈夫を信頼できていると則座に相手の言動を解釈や評価、否定せずにじっくり聴くことができます。

わたし達は相手の言動の真意に耳を傾けずに勝手に解釈してしまうことで、誤解や争い、傷つけ合うこと、失望などが起きているなとNVCやメンタルモデルを学んだり、語り合う中で感じてきました。

自分の痛みや怖れの反応から相手とじっくり向き合ったり、感情やニーズをじっくり聞くことが本当に難しいんだなと感じている。

相手のニーズが要求や否定に聞こえて反応してしまったり、
相手のニーズを聴くことが危険だと感じ、避けてしまったり。

だから何度も体験していくことが必要だなと感じている。

私もそれを身近な人たちと何度も体験できたらいいなと思っている。

また身近な人が自分の痛みや怖れの反応を理解してくれていることがとても力になる。

それぞれ痛みや怖れが在って、反応が起きるよねと共感し、受容してもらえる関係を増やしていくことがすごく力になるんだと由佐美加子さんの講座やコミュニティでの体験から感じている。


それにはまず自己共感ができることが重要だと思う。

自己共感して、落ち着くと相手のことに耳を傾けやすくなる。

また途中で反応してもその自分を理解し、共感、受容できたら、相手を切り離したり、感情をぶつけずその場に居られるようになる。

また反応したり、感情的になった時にもそんな自分を責めずに理解し、共感し、受容できると相手に自分の中で起きたことやその影響で相手を脅かしてしまったことを明かせて、つながりを結び直せると思う。

それがとても大事だなと思う。

大人こそ感情やニーズを共感的に聴かれる体験が必要

また大人は共感されて育っていない場合が多く、自己共感が難しい。自己共感ができないで他者共感すると我慢になりやすい。

それは感情暴発や切り離しになりやすい。

だから共感的に聴かれる体験をまず大人がたくさんできたらいいなと思っている。

そして子どもたちが育つ中で相手だけを尊重したり、自分の想いだけを部づけたりせず、まずお互いをわかり合うところから人と関わる練習をたくさんできたらいいなと思っている。

親や周りの大人がその体験をして、その力と安心感を実感していると子どもの練習相手になれる。

それが子ども達がこれからの人間関係(パートナーや友達、職場)で自分の在り方や人との関係を安心したものにしていくと思っている。

多世代、多様性、違いだらけの地域のつながりでも自己共感して、自立した状態で境界線を引くことが力になる

また地域のつながりにも自己共感、自立、境界線を引くことがとても大事だと思う。

世代、性別、価値観、さまざまなものが違う人たちがお互いを尊重して、安心してつながるには自己共感、他者共感、自立していることがとても大事だと思う。

人との関わりに安心やありのままが無いと怖れの反応が強くなり、孤立や分断につながりやすい。

お互い違っても大丈夫。
同じではなくてもつながれる。
違うからこそ支え合える。
可能性がひろがる。

そういう体験をすることがとても大事だと思う。

また怖れや痛みから反応が起きるのは当然だという理解も大事だと思う。

それだけ怖かったり、傷ついた体験が在れば思考では制御なんてできない。
無意識に反応が起きる。

でもその場面でその感情やニーズに耳を傾けてもらって、感じて、受け止めてもらうことが怖れなくても大丈夫なんだという体験になる。

それが癒しにもつながる。

共感サークルでの体験がその一助になったらいいなと思っている。

またそこで感じたこと、これからできることを語りあえる人が増えたら嬉しいなと思っている。

みんなが感じていること、知恵、情熱、好奇心、特性が新しいやり方を創造していく力になる。

それぞれを癒し、サポートする力になる。

イベント開催案内

下記日程で向ケ丘遊園駅前 GINZA FOREST2Fの白いハコにて「ニーズにつながるおしゃべり会」を開催します。

共感サークルで話し手のニーズを感じ取りながら聴き、聴き手は話し手のニーズだと思うカードを選んで話し手に渡します。

良かったらぜひ体験しにきてください。




下記のnote記事に今回使用するニーズカードや子どもニーズカード、感情とニーズのリストなどを掲載しています。


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