一人一人が感じることはまったく違う景色や感覚なんだな
NVCに触れるようになって、感じていることの違いの深さを感じている。
講座でシェアされること
共感サークルで聴くこと
息子たちと対話すること
そこで感じている衝撃や感覚、景色はほんとうに一人一人まったく違うんだなと思う。
相手の話しを聴く時、あっという間に自分の体験やそこで感じてきたことが乗っ取る。
それがわかりあえないことを創り出してしまうことはとても多い。
他の人の体験や感じていることに耳を傾けるのは簡単じゃない
今NVCのエンパシーの連続講座で五感を一つ一つ感じて、共感したり、その結果をシェアする講座に参加している。
そこでどれだけ違うものを感じて、受け取っているのかを体感している。
子どもニーズカードの講座に参加した時にも感想で、「わかる~」と表現してしまっているけれど、もっと深く聴いてもらう体験で、それがすごく癒しや安心につながると伝えた。
またそれが日常ではなかなか難しいと話した。
それでもそこで感じること、気づくことがとても貴重だと感じる。
どんな衝撃が在ったのかを感じて、受け取る
感情は蔑ろにされたり、軽く扱われることが多い。
でも本当は人間の内側では大きな衝撃が起きているなと思う。
それは快も不快もどちらも。
そこにどんな衝撃が在ったのかを感じようとすることが大事な場面が在るなと思う。
違いが在ること
大切なこと
傷つきや痛みが在ること
感情的になること
正しさや自分の意見を押しつけたくなること
不本意な現実が繰り返されること
私たちはあまりにも違う感じ方、受け取り方だからわかりあうことは難しい。
ただそこに力を使う必要が在る場面が在るんじゃないかなと感じている。
聴きあうことが必要な場面が蔑ろにされると決めつけや押しつけ、分断が起きやすい
上記の状況で共感的に聴くことをしないと決めつけや押しつけ、分断が起きやすいなと感じる。
わかってもらえない
大切にしてもらえない
必要とされていない
否定されている
などと感じて、関係性ば難しくなったり、信頼が減ってしまったりするなと感じる。
それぞれにとって大切なこと、難しい場面だからその意味が大きくなる。
息子たちが学校に行けなくなった時、自分の感情とニーズを感じて、受容しつつ、彼らの感情とニーズを聴くことが必要だったなと感じている。
下の図は開催する場で説明する時に使っているプリントですが、それぞれに内的世界が在り、そこを分かち合ってからでないとどうしたら良いのかはわかりません。
それがわからないまま決断や選択されてしまうとどちらかに不満などが溜まってしまう。
感情とニーズの質感まで聴けると更に理解が深まる
NVCの共感サークルなどで使われる感情とニーズのカードが自分の内側に在る景色や感覚、エネルギーを感じる力になるなと思います。
ただそこで自分の体験と感情が邪魔をしてしまう可能性はとても高い。
「わかる~」
「私もね…」
自分もこんな風に言ってしまうことがとても多い。
共感サークルや感情とニーズを感じながら聴く場でもそれをやってしまいやすいなと感じます。
でもそこでこれは私の世界や景色、感じ方、エネルギーで相手がどんな衝撃を受けているのかはわからないんだというところから聴いていくことの大切さをいろいろな場で体験しています。
先日次男がモヤモヤがあった時、感じていることを言葉にできなかった。
そこでLearningCircleの講座で体験した『ザ・メンタルモデル ワークブック: 自分を「観る」から始まる生きやすさへのパラダイムシフト』にも書いてある「源につながる」ワークを参考に身体の中に何が在るのかを感じてもらいました。
そこで感情の言葉にならなくても次男にどんな衝撃が在るのかをお互いに感じました。
そこからしばらく話ができて、私なりに学校に行かない選択をしている彼が今感じているものを感じられた。
簡単に言葉にならなくて良かったなと思います。
言葉は簡単に伝えられる反面、本当に在ることを伝えきれないもどかしさも抱えているなと感じます。
だからこそ、難しい場面で即座に判断したり、評価や否定、アドバイス、強制するんじゃなくて、ただ感じ取ろうとしてじっくり聴きあうことが大切なんじゃないかなと思います。
NVCの世界観を大事にしたいなと改めて思いました。
白いハコにて「ニーズにつながるおしゃべり会」を開催します
下記日程で白いハコにて「ニーズにつながるおしゃべり会」を開催します。
共感サークルで話し手のニーズを感じ取りながら聴き、聴き手は話し手のニーズだと思うカードを選んで話し手に渡します。
良かったらぜひ体験しにきてください。