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アシスタントさんの名前が分からない問題

先日、とても共感するブログを読みました。
美容室で接客や施術をしてくれるアシスタントさんの名前が分からず、口コミを書きたくても困ってしまう、というお話です。
そのブログでは、「もっとアシスタントさんにスポットライトが当たる仕組みがあれば良いのに」という提案がされていましたが、美容師として働いてきた僕自身も、これは非常に大事な視点だと感じました。

アシスタント時代に光を当てることの重要性
美容師の仕事は、確かに「指名制」が中心であり、スタイリストに注目が集まる職業です。
その一方で、アシスタント時代というのは、スポットライトが当たりにくい時期でもあります。
お客様から直接感謝される機会が少なく、自分の頑張りが評価されているのか分からないまま、モチベーションが下がってしまうことも多いです。
実際、アシスタント時代に離職してしまう美容師が多いのも、こうした背景が影響しているのではないでしょうか。

僕が以前働いていたサロンでは、アシスタントの名前をお客様に知っていただけるよう、いくつかの取り組みをしていました。
その一つが「名札の着用」です。お客様に名前を覚えてもらいやすくなるだけでなく、「〇〇さん、シャンプー気持ち良かったよ」と直接声をかけてもらえることが増えるので、アシスタントにとって大きな励みになっていました。
もう一つの取り組みが「自己紹介を徹底する」ことです。
初めて担当するお客様に対して、しっかりと自分の名前を伝えるだけで、お客様からの安心感も生まれますし、その後の口コミにも名前が書かれる機会が増えていたように思います。

お客様の感謝が支えになる
今回読んだブログの中で特に印象的だったのは、「お客様の感謝の気持ちを伝えたい」という想いです。
名前が分からないと伝えることが難しい、そのジレンマを抱えながらも、アシスタントさんに感謝の口コミを書きたいという姿勢は、本当にありがたいものだと感じます。

もし、アシスタントさんにも名前を伝える文化がもっと広まれば、直接的に感謝を受け取る機会が増え、やりがいや自信につながるはずです。
僕が以前働いていたサロンでも、先輩たちが「お客様からいただいた感謝の声をアシスタントに伝える」文化を大切にしていました。
お客様からの一言が伝わるだけで、アシスタントの表情が明るくなり、モチベーションが上がっていくのをよく目にしました。

アシスタント時代の経験が美容師の基盤になる
僕自身、アシスタント時代にたくさんの経験を積むことで、美容師としての基盤を作ることができました。
シャンプーやマッサージ、カラーの準備など、直接お客様と触れ合う時間が少ないように思われがちですが、どんな小さな仕事でも「自分が担当したお客様に喜んでもらいたい」という気持ちで取り組むことが、後々スタイリストとしての自信につながります。

そして、こうした経験をより良いものにするためには、スタッフ間やお客様とのコミュニケーションが欠かせません。
以前のサロンで取り組んでいた「感謝の共有」は、アシスタントのやりがいや成長を大きくサポートしていたと感じます。

まとめ
アシスタント時代というのは、美容師にとって非常に重要な成長のステップです。
その時期にお客様やスタッフから感謝や評価を受けることで、モチベーションを保ち、自信を持ってスタイリストへの道を歩むことができます。

今回読んだブログを通じて、改めて「お客様の感謝の声がどれだけ美容師にとって励みになるか」ということを考えさせられました。
僕自身、今はアシスタントがいない環境で働いていますが、かつての経験を振り返りながら、これからもお客様との良い関係を築けるようにしていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ぜひスキやコメントで感想をお聞かせいただけると嬉しいです。



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平井浩介
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