第一種衛生管理者の資格をとった話
なぜとったのか
iCAREでは、職種や職位を問わず、すべての正社員について入社から2年以内に第一種衛生管理者の資格取得を必須(1年半以内の取得を奨励)としています。これは、iCAREが「働くひとの健康を世界中に創る」ことをパーパスとしており、その実現のために、産業保健に関する基礎的な知識はすべての人が持っておくことが有益であると考えているためです。この仕組みが出来たのは2021年です。急速に社員が増加する中で、基礎的な知識について社員の中でもバラツキが出てきたと感じ始めたことも、この制度が始まった背景にあります。なお、2年以内/1年半以内としているのは、受験の要件として、「1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有すること」があり、iCARE入社前には当該業務に従事していなかった社員もいるためです(実際はそのような人が大多数です)。
第一種衛生管理者とは
詳細な説明は公式なサイトに譲りますが、常時50人以上の労働者がいる事業場では衛生管理者の設置が義務付けられており、第一種衛生管理者となることですべての業種で衛生管理者となることができます。そのため、第一種衛生管理者の勉強をすることで、労働者の健康障害を防止するためのいわゆる3管理の基礎やそれに関連する法令などについての基本的な知識を学ぶことができます。
とってよかったこと
クライアントに接する業務を担っているメンバーや人事で労務関係の業務をするメンバーであれば直接的にこの勉強が役に立ちますが、それ以外の場合にこの勉強をすることの意味はどのあたりにあるでしょうか?実際に自分で体験してみて、以下の2つを感じました。
共通言語を得る
職場や職種を問わず、「共通言語」があることはコミュニケーションの円滑化に役立つと思います。例えば私は以前M&Aに関連する仕事をしていましたが、その世界にいた人であれば「バリュエーションをする」といえばすべての人が同じものをイメージするので、それ以上の説明は必要ありません。産業保健領域でも同じだと思います。産業医・衛生管理者の役割など身近なものもありますし、普段はあまり触れない有害業務関連の知識なども「広く薄く」学ぶことで共通言語が増えるメリットがあるものと思います。
会話が生まれる
これは副次的な効果であり、もともと想像はしていなかったのですが、Slackで第一種衛生管理者の勉強用のchannelを作ったことで、普段コミュニケーションすることがなかったメンバーとの会話が生まれました。また、それがきっかけで、オフィスで会った際にも、「xxの勉強どうやってます?」のような会話が生まれ、リモートワークの比重が高まっている中で、コミュニケーションのきっかけ作りの1つになったのではないないかと思っています。これは、単に一人で学習しているわけではなく会社全体で取り組むことの効果だなと感じました。
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