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仕事における「誇り」とは? 〜Credo・Valueを考えるシリーズ その3〜
*このエントリーは、iCARE Advent Calendar 2022の投稿です。
1年の振り返りの季節&iCAREに入って丸2年ということで、Credo・Valueを考えるシリーズ その3として、iCAREのCredoの1つである「家族に誇れるか?」について書きたいと思います。
なぜこれを書こうと思ったのか
iCAREのCredoは「自分にフタをしていないか?」「仲間に愛はあるか?」「家族に誇れるか?」(社内ではシンプルに「フタ、愛、誇り」と呼んでいるケースが多い)の3つです。Credoについて会話する際、フタと愛の意図は皆同じ認識を持ちやすい一方で、「誇り」についてはメンバーによって考え方に違いが生じがちだと感じています。その理由として、主に以下が挙げられます。
仕事におけるCredoであるにも関わらず、「家族」という仕事と直接的には関係ない単語が主題になっているため
フタと愛はいずれもiCAREのValueと密接に関係しているのに対して、誇りはそういった関係性が直感的には想起しにくいため
3つのCredoの中で最も個人の内面と向き合っているものであるため
このように、「家族に誇れるか?」は3つのCredoの中でもその意義に想いを巡らすことが多いため、今回のテーマとしました。
多様性があっていいテーマなのか?
「誇り」について印象に残っている出来事があります。以前あるメンバーと話していた際に「自分は仕事とプライベートは分けて考えるタイプなので、誇りはピンときません」と明確に言われた事があります。その時は私の中では何かシックリこないものがある一方で、明確にそれに対する回答を持ち合わせていませんでした。
この点について整理すると、「家族」は自分にとっての大事な存在の象徴として示されているものであり、必ずしも誇りを示す相手は家族に限りません。実際、iCAREのCredoには具体的な説明文があり、「家族に誇れるか?」については、「家族や周囲にも自信を持って語ることができ・・(中略)・・プロとして楽しんでいこう。」とあります。
例えば、カジュアル面談でお会いする方など、初対面の社外の方に対して、iCAREでの自分の仕事や成し遂げたいと思っていることを生き生きと飾ることなく語れるということも「自分の仕事を大事な人に対して誇れる」状態の1つの良い例だと思います。
ですので、「価値観としては全iCARE社員に共通のものであるが、アウトプ
ット仕方には多様性があってよい」が「誇り」に対する私の考えです。
なぜ内面的な事柄をCredoにするのか?
「誇り」以外の2つのCredoは事業の成長性との関連がイメージしやすいです。例えばフタをしない行動は既存の延長線上にない成果に繋がり、仲間への愛(iCAREでは単なる優しさではなく、良い意味での厳しさを愛と表現しています)は仕事のスピードやクオリティを高めてくれます。
これに対して、「誇り」があると個人やチームのアウトプットにどういった影響があるのかは曖昧に感じる人もいると思います。
私は、これらの違いは時間軸の問題だと考えています。フタをしない行動や厳しさのある態度は短期的(も含む)成果に繋がる一方で、それだけでは多くの人は長期的に頑張るのは難しい。一方で、誇りというのは、それだけで目の前の事が大きく変わらないかもしれないが、長期的に人の支えになる。そういう違いだと私は考えています。
ちょうど最近読んだ書籍に、人を構成する要素の最も核になる部分はソースオブエナジー(エネルギーの源泉)であるという事が書かれていて、誇りが重要であるというのと同じ考え方だと感じました。
何が誇れて、何はまだ誇れないか
では、iCAREに関して、現時点で誇れる事はなんなのか。
逆に、まだ誇れる状態には至ってない事はなんなのか。
私は以下のように考えています。
(誇れること)
・目指している世界
iCAREは健康管理システムを提供している会社と思われがちですが、それはiCAREの一面であり、「働くひとの健康を世界中に創る」ことを目指しています。この大きなテーマは時代を超え、国を超え、普遍的なものであると考えており、これを本気で追求していることは誇れることだと考えています。
先日お会いした方に「実際そうするかは別としても、iCAREで自分の子供が働いて欲しいと思いました」という有難い言葉を頂き、そういう言葉を頂けることを事業を通じて実現しつつあることは誇ってよいことと考えています。
・一緒に働く仲間
iCAREで働く人の魅力は、それだけでまた別の機会に語りたいほど多くあります。例えば、会社の組織やチームのことを本気で考えている人、未知の世界でもまずは突撃してチャレンジする人、大きな夢を躊躇なく語れる人などです。興味を持っていただけたら、それぞれのnoteを是非ご覧下さい。ここに挙げたのはほんの一例で、他にも素晴らしいメンバーが多くいることを本当に誇りに思います。
(まだこれからのこと)
・育てる力
この2年で一緒に働くメンバーが2倍以上に増え、お世辞にも組織的に人を育てる事が優れた会社とはまだまだ言えない状態で、各自の主体的なアクションに依存している面は否めないと思っています。
今後は今までの良い面は残しつつも、組織として力を高められる姿に変わっていくことが重要になると考えています。
・事業としての洗練さ
会社創立から11年、Carelyのローンチからは6年が経ちましたが、事業として持続的に成長する形を作り上げることができているかという観点ではまだ三合目といった感覚です。辿り着きたいゴールも、一緒にバスに乗る素晴らしい仲間もいる中で、あとはどうやってこれを形にするかが、これからのiCAREに求められていることだと考えます。
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございました!
少しでもiCAREという会社や、そこで働く人たち、あるいはiCAREのCredoに興味を持っていただたようでしたら嬉しいです。
よろしければ、他のメンバーのアドベントカレンダーも是非読んでみてください!
また、iCAREでは各種ポジションで一緒にiCAREのパーパスである「働くひとの健康を世界中に創る」を実現していきたいメンバーを募集しています。
カジュアル面談からでも歓迎です。是非下記リンクよりエントリーください。
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