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英文法解説【現在時制】【文法・語法】【復習・学びなおし】
英文法のテーマ『現在時制』
こんにちは!漣 連(さざなみ れん)です。今回は英文法問題演習の記事を投稿します。英文法の復習などにお使いください!
要点まとめ
現在時制(基本レベル)
現在時制の核となる意味は「過去でも、現在でも、きっと未来でも成り立つことを表す」です。この核となる意味から、「現在の状態」「現在の反復・習慣」「一般的な事実・不変の真理」という意味が派生しています。
例)現在の状態
I belong to the soccer team. 私はサッカーチームに所属している。
→サッカーチームに所属した時点は過去です。そして現在もサッカーチームに所属しています。きっと明日や明後日といった未来でも所属しているでしょう。
例)現在の反復・習慣
I go to school. 私は学校に通う。
→学校に入学したのは過去の話です。そして、現在も学校に通っています。そして、きっと学校を卒業するまでは学校に通いますよね。
例)一般的な事実・不変の真理
The moon goes around the earth. 月は地球の周りをまわっている。
→月が地球の周りをまわっていることは100年前の過去でも正しいことですよね。そして、現在もこの事実は変わらないですね。そして、きっと未来でもこの事実は変わりません。
現在時制(標準レベル)
現在時制の核となる意味である「過去でも、現在でも、きっと未来でも成り立つことを表す」から、「きっと未来でも成り立つこと」に焦点を当てて、「確実に起こる予定や約束」を表すことがあります。
例)確実に起こる予定や約束
The plane leaves for Hong Knog at 2:00 p.m.
訳)この飛行機は午後2時に香港に向けて出発します。
→飛行機の出発時間というのは、よほどのアクシデントが無ければ、必ず定刻に出発しますよね。
現在時制(発展レベル)
小説などでは、過去の出来事をまるで現在目の前で起こっているかのごとく表すために、過去の話であっても現在時制を使うことがあります。これを「歴史的現在」といいます。
例)歴史的現在
The door bursts open, and a friend of his rushes in.
ドアがぱっと開き、彼の友達が駆け込んできた。
また、次々と変わる動作など(スポーツの実況中継など)では、現在形で表します。これを「劇的現在」といいます。
例)劇的現在
John passes the ball to Tom. ジョン選手がトム選手にパスを出した。
例外的な使い方
接続詞のwhenや接続詞のifなどの節が副詞の働きをしている時には、その節の中の時制は、未来の話であっても現在形を使います。このルールを「時・条件の副詞節」といいます。
例)時・条件の副詞節
If It rains tomorrow, I will go to the park.
訳)もし明日晴れれば、私は公園にいきます。
<注意>
接続詞のwhenや接続詞のifなどの節が名詞(S、O、C)や形容詞(名詞の説明)の働きをしている時には、このルールは適用しません。ご注意を!
例)
I don't know if he will come to the party.
訳)彼がパーティーに来るかどうかは分からない。
→ifの節が動詞のknowの目的語(O)になっている。
例)
The day will come when we will have a PC.
訳)私たちがパソコンをもつ時代は来るだろう。
→whenの節がthe dayを説明している。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。今回は現在時制の用法にういて解説する記事をお届けしました。いかがでしたか?現在形はなかなか色々用法があり、難しいと感じるかもしれませんが何度も解説を読み、問題演習を行い、慣れていきましょう!では、次の記事でお会いしましょう。