韓国人がよく間違う日本語②「見る」と「会う」한국인이 자주 틀리는 일본어②"보다"
KPOP歌手や韓国俳優の中には日本語が本当に上手な人たちもいて、いつも感心するのだが、彼/彼女らにとって非常に大切でよく使うフレーズの中に、彼/彼女らがよく間違える動詞がある。
大体想像がつくと思うが、彼/彼女らは
と言いたいのである。
例えば大人気グループTREASUREのこんな動画でも☟
この子は「見ましょう」と言った後に自分で間違いに気付いてすぐ「会いましょう」と言い直してましたね(^^♪
韓国人が「会う」をついつい「見る」と言ってしまうのは、韓国語の「会う」と「見る」は「보다」という1つの動詞が兼ねているからである。
このように、韓国人は目的語やシチュエーションによって「보다」を「見る」/「会う」どちらかの意味に自動的に脳内変換しているが、日本人はその都度、「見る」と訳すか「会う」と訳すか立ち止まって考えなければならない。
上述のコンサートでのKPOP歌手も、おそらくちょっと立ち止まって考えれば「会う」に変換できるぐらいの日本語能力を持っていると思うのだが、舞台の上での緊張や興奮から、ついつい「보다=見る」という簡単なほうの反射に流れてしまっているのではないかと推測する。
でも、よく考えればこれは韓国語に限ったことではなく、
のように、英語でも「SEE」を「見る」「会う」両方の意味で使う。(英語には更に「LOOK」もある。)
ひょっとしたら「見る」と「会う」を厳密に使い分ける日本語は、世界の言語の中では少数派なのかもしれない。
因みに「会う」を意味する単語として、韓国語には「만나다」、英語には「MEET」が存在するが、これらは決して「見る」という意味にはならないし、「보다」「SEE」にはない「出会う」「巡り逢う」のような深い意味を含むニュアンスがある。
舞台の上の彼/彼女らがこうした間違いをするのはとても可愛いし、日本のファンのために一生懸命勉強している姿は健気でもある。そんな可愛い間違いに触れるのも、「推し活」の楽しみの1つなのだ(笑)
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