韓国語を学び始めた時に「韓国の漢字は読み方が1つしかないので日本語より覚えやすいですよ!」と言われた人も多いと思う。しかしそれは韓国語学習のハードルを下げようという先生の「リップサービス」で(笑)、正確には「複数の音読みに加えて訓読みまである日本の漢字に比べると、韓国の漢字は原則1つの音読みしかない」ということであり、実際にはその原則を破る「例外」(=2つ以上の読み方が存在する)も100字近くある。
複数の読み方に慣れている日本人からすると、韓国語の漢字に複数の読み方があってもさほど当惑しないはずだが、それは「日本で違う読み方をする単語と韓国で違う読み方をする単語が一致している」場合であって、残念ながらそうではないケースも多い。
以下に、複数音を持つ韓国漢字の中から、比較的よく使うものを選んで紹介する。
違う読み方をする単語が一致するもの
違う読み方をする単語が一致しないもの
韓国語では違う読み方をするが、日本語では同じもの
こうして見ると、漢字の読み方の違いにはそれなりに理由(=規則性)があるのだが、ここでも言語につきものの「例外」が多数存在するので、日韓で規則性が食い違ったり乱れている部分については、それぞれ覚えるしかないところが厄介ではある。
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