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ヤシガラ、なにが良いのか?

スリランカから、たくさんのヤシガラ培土(ココピート)を輸入しているわけです。

ちなみに「培土」という単語は、あまり聞き慣れない言葉ですよね。これはどうやら私たちの業界の専門用語みたいです。
野菜や果物・花など作物を栽培するときの土、またはそれに変わるもの。「培養土」のことだと思って貰えれば宜しいかと思います。

そのヤシガラ培土ですが、たくさん輸入してるということは、需要があるということ。

では、何がそんなに良いのでしょうか。ヤシガラを使うメリットとは、なんでしょう。

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輸入している本人が言うと宣伝にしか聞こえませんが、良いところがいろいろあります。

【軽い】

ひとつ目の良いところは、「軽い」ってことです。

「比重」物質の質量と重量の関係。これがヤシガラは軽いのです。

どういうことかというと…

【同じ容量でも軽い】

100Lのヤシガラ。100Lの一般的な培土。どちらも同じ100Lですが、重量はヤシガラの方が軽いです。

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なぜ、軽いことが良いことなのか。

作物を育てる時、まず培土を運び込むことからスタートします。
ビニールハウス栽培だと、培土を「ベンチ」と呼ばれる台座にセットします。

畑で野菜を育てる時、培土で苗を育てます。
それを畑に植える時、苗を土(培土)ごと移動させます(専用トレイで持ち運びます)。

【農作業の負担軽減】

農業では、培土を運ぶ作業がとても多い。
ただでさえ重労働の農作業。重いものを運ぶのはかなりの負担です。

だから「軽い」ということは、生産者の方にとって作業負担の軽減。
軽い培土(軽量培土)であるヤシガラは、生産者の方にとって大きなメリットになるのです。

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他にもいろいろと良いところはあるのですが、それは次の機会に。

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